De-Feedbackの真価を引き出す:Waves SuperRack Liveboxで動かすことのメリット
Alpha Labsが開発した「De-Feedback V1」は、高度なAIを用いてゼロレイテンシーでフィードバックを防ぎ、ルームリバーブやバックグラウンドノイズを除去する画期的なプラグインです。しかし、その極めて高度なリアルタイム処理ゆえにCPUへの負荷が高く、一般的なコンピューターで低レイテンシーを保ったまま安定動作させることは簡単ではありません。Alpha Labsからは専用に最適化されたコンピューターと動作確認済みのオーディオインターフェイスとしてFocusrite Scarlettシリーズが推奨されていますが、ライブミキシングの現場においてDe-Feedbackをさらに柔軟かつ強力に運用するための選択肢として、「Waves SuperRack Livebox」が新たにAlpha Labsが動作確認済みのプラットフォームに追加されました。
2026.03.30
公式推奨のNUCハードウェアはDe-Feedbackを単独で実行するために徹底的に最適化されており、他のプラグインやプログラムを同時に動かすことは推奨されていません。しかし、Waves Liveboxを使用すれば、De-Feedbackと他の一般的なプラグインを同時に立ち上げて問題なく動作させることが可能です。

このWaves SuperRackの画面上で、De-Feedbackのに加えてF6-RTA(EQ)やCLA-2A、CLA-76(コンプレッサー)などの主要なプラグインをインサートし、複数のチャンネルで同時に運用している様子が確認できます。これにより、フィードバック対策とボーカル、その他の楽器、ミックスバスの音作りを単一のハードウェアで完結させることができます。
2. 多数のインスタンス展開と超低レイテンシーの両立
ライブ現場において、処理の遅延(レイテンシー)は致命的な問題となります。Waves Livebox(Dante/MADI対応)を使用した場合、設定にもよりますが、最大で約8つのDe-Feedbackインスタンスと、いくつかのお気に入りのプラグインを同時に稼働させながら、わずか3〜5msという超低レイテンシーを実現します。推奨NUCの「Option 2 PRO」でも4インスタンスで4.9msのレイテンシーであることを考慮すると、Waves Liveboxの処理能力の高さは圧倒的です。
3. より高いサンプルレートへの対応力
推奨されているハードウェア環境では、安定性の観点から48kHzでの動作確認にとどまっています。一方で、Waves Liveboxはより高いサンプルレートでの動作にも対応しています。CPUが過負荷にならないよう、目標とするラウンドトリップ・レイテンシーに合わせてバッファサイズを適切に調整する必要はありますが、より高解像度なサウンドを求める現場のニーズに応えるポテンシャルを秘めています。
De-Feedbackは単体でも「魔法」のように機能する強力なツールです。しかし、実際のライブミキシングのワークフローに妥協なく組み込み、複数のボーカル回線に対する AI処理と、従来のアウトボード/プラグインによる音作りを同時に、かつ極小のレイテンシーで実現するためには、Waves Liveboxの導入が最も合理的で強力なソリューションと言えるでしょう。
(株)メディア・インテグレーションでは、De-Feedbackのライセンス、全てのWavesプラグインライセンスが入った状態でWaves SuperRack Liveboxをお試しいただけるデモ機を用意しています。デモのご要望はWaves Live製品取扱ディーラーまでお問い合わせください。
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