Music
世界中のエンジニア/トラックメーカーを魅了する200種類を超えるプラグイン
1993年の「Q10 Equalizer(10バンドEQ)」を皮切りに、200種類を超える製品をリリースしている世界最大のプラグイン・デベロッパー「WAVES」。デジタル処理を活かしたL1レベルマキシマイザーや、アナログ・モデリング、エンジニアのミックステクニックそのものをプラグイン化したシグネイチャーシリーズなど多様なラインナップに圧倒されますが、最大の特徴は「徹底して、音楽的であること」。それこそ、実に30年前のソフトウェアが今日でも世界中のエンジニア/ミュージシャンに愛用されている理由です。プロとして持つべき道具は、WAVESのプラグインです。
Case study
200種類を超える膨大なプラグインを、目的・課題ごとにピックアップしてご紹介します。

完璧なローエンド・トリートメントのための3つのプラグイン
ミックスが進むにつれ、最も頭を悩ませる課題の1つにローエンドの処理があることでしょう。憧れのレコードで聴けるような図太く存在感のある低域を作ろうとしてお気に入りのEQを使ってローエンドを上げてみたり、ヴィンテージモデリングのコンプを通して存在感を得ようとする、しかし思ったような太さや質感にならないという経験は、誰しもあるはず。Wavesには楽曲の地盤をしっかり固める「ローエンド・トリートメント」プラグインが揃っています。
- 図太く存在感のあるローエンド
- ローエンドがボワつく、締まりがない
- 音が細い・ミックスとの一体感が無い

ヒットチャートに入るボーカルに必要なもの
楽曲の主役、ボーカル。この処理に多くの方が最も時間をかけて綿密な処理をしていることでしょう。ノイズの除去、ピッチの補正、EQやコンプによるベーシックな処理や色気の演出をするための秘蔵のプロセッシング、そして、印象的なボーカルトラックを作り出すためのエフェクティブな加工。ヒットチャートに載る楽曲は、こうした丁寧な処理が施されています。ここではクリエイティブなボーカルトラックを作るためのスタートラインからご紹介いたします。主役をしっかり生かすための「前処理」はWAVESに任せ、よりミックスに集中する環境を作りましょう。
- レコーディング・ノイズの除去は、たった1本のスライダーでOK
- エッジを立たせ、埋もれない音に仕上げる
- R&BやEDMのボーカル・エフェクトも一瞬で

現代のミックスに欠かせない歪み
DAWによる制作やミックスに足りないものといえば、何と言っても歪み(サチュレーションやクリッピングを含む)でしょう。アナログレコーディング時代には意図せずこの歪みが様々なところで起きており、それが音を特徴付けたりミックスに一体感を生んでいました。デジタルレコーディングが主流の今、音の冷たさやデジタル臭さは多くの方の悩みの1つとなっていることでしょう。音と音が混ざり合わないなと感じたとき。ベースやシンセがミックスに埋もれてしまうとき。バスミックスやマスターに一体感が欲しいとき。そんな時は「歪み」で一気にあなたの悩みが解決するかもしれません。
- 混ざりの悪さから開放
- ローエンドがボワつく、締まりがない
- ミックスに一体感や奥行きを作る
トップエンジニアのテクニックとノウハウを、思い通りにコントロール
ジミ・ヘンドリックス、エアロスミス、レディ・ガガ、ビヨンセ、ケイティ・ペリー、ブルーノ・マーズ。WAVESシグネイチャーシリーズはハードウェアのモデリングでもなく、単なる名作の再現プリセットでもありません。僅かな音色変化まで、トップエンジニアのテクニックとサウンドをプラグインチェインとして作り上げた唯一無二のワークフロー・プラグインです。

Greg Wells Signature Series
アデル、ケイティ・ペリー、ワン・リパブリック、ミーカ、トゥエンティ・ワン・パイロッツ。数多くのアーティストの作曲、ミックス、プロデュースに携わり、関わった楽曲の累計売上数が8500万ユニットにのぼる、グラ

Eddie Kramer Signature Series
ビートルズが「愛こそはすべて」をレコーディングしたときコンソールにいたのは、エディ・クレーマーという名のエンジニアでした。 ジミ・ヘンドリックスが「パープル・ヘイズ」をレコーディングしたときコンソール

Manny Marroquin Signature Series
4度ものグラミー賞に輝いたミキシング・エンジニア、マニー・マロクィン。彼のスタジオのユニークなワークフローが集約された6つのハイブリッド・プラグインを収録した、新しいシグネチャー・コレクションの登場です

Jack Joseph Puig Signature Series
U2、ブラック・アイド・ピーズ、ジョン・メイヤー、レディ・ガガ、ベック、そしてローリング・ストーンズ。錚々たるアーティストを手がける グラミー賞プロデューサー/エンジニア、ジャック・ジョセフ・プイグ = JJP

Chris Lord-Alge Signature Series
30年以上もの間、ロック界のサウンドを牽引してきたミキシング・エンジニア、クリス・ロード-アルジ。彼のテクニックそのものを、ギター、ベース、ドラム、ヴォーカルなど用途別の6つのプラグインとして再現しました

Tony Maserati Signature Series
Tony Maserati Collectionは、現在のヒットチャートを席巻するヒップホップ、R&Bの潮流を担ってきた稀代のエンジニア、トニー・マセラティのワークフローを再現するプラグイン・バンドルです。ギター、ベース、ドラ

Signature Series Bass and Drums
ドラムそしてベースほど、そのコンビネーションがミキシングで重要になるパートはないでしょう。低域の上下、前後の位置、帯域の占有、一体感など、両者のサウンドのトリートメントとミックスは、熟練のエンジニアに

Signature Series Vocals
クリス・ロード=アルジ、エディ・クレイマー、ジャック・ジョセフ・プイグ、トニー・マセラッティ。いずれも類い稀なテクニックと感性で多くのアーティストの傑作を生み出し、グラミー賞を数度にわたり獲得するなど
名曲を支えたレコーディングスタジオの"魔法"を、好きなだけ。
Abbey Road Studiosの「魔法」のコンソールTG12410や、名作として名高いAPIのモジュール群。そして世界で最も名高いコンソールのサウンドを完全に再現する2254、1066、1073、1081...。貴重なビンテージ機材、それもベストコンディションの状態で精密にモデリング。太い音。リッチなサウンド。圧倒的な中音域の情報量。デジタルレコーディングのトラックに、アナログ機器ならではのサウンドを取り込める、貴重なプラグインです。

SSL G-Equalizer
SSL G Series EQ292をベースに、その4バンドEQセクションを再現したのが、SSL G-Equalizerです。E-SeriesのEQに比べより大きなゲインの可変幅を持ち、カーブもわずかに変更、プリブースト・ディップ、プリカット・ラ

CLA-3A
ユニークで非常に透明感のあるコンプレッションカーブを持つことで知られる70年代初期のソリッドステートユニットをベースに開発されたCLA-3Aは、実機同様に素早いレスポンスと繊細な倍音歪みを提供します。オリジナ

CLA-76
CLA-76 Blacky / Bluey は、60年代半ばに発売されたクラスAラインレベルリミッターアンプの異なる2つのバージョンにインスパイアされています。"Blacky"と"Bluey"の両バージョンも、オリジナル機と同様にスタジ

SSL G-Master Buss Compressor
SSL G-Master Buss Comp SSL 4000 Gコンソールのマスターバス・センター・コンプレッサーをベースに、Solid State Logicとの共同開発により誕生したのがWaves SSL G-Master Buss Compressorです。実機のコンソールで

PuigChild Compressor
アナログレコード時代を通じて、オリジナルのFairchild 670コンプレッサーは非常にポピュラーなプロセッサーでした。ほぼすべてのコンポーネントが真空管で構成され、当時のコンプレッション・テクノロジーが凝縮さ

J37 Tape
J37テープ・サチュレーション・プラグインは、WavesとAbbey Road Studiosの協力によって誕生したテープ・サチュレーション・プラグインです。現代音楽の偉大なマスターピースの録音に使われてきた機械そのものを正確

API 2500
API 2500はAPIパンチ感とAPI独自のトーンを得られる、ダイナミクス・プロセスツールです。デュアルチャンネル・デザインにより、API 2500は1つのコンプレッサー設定で2つの独立したモノ・チャンネルとして動作させる

SSL E-Channel
SSL E-Channel 伝説のエンジニア、ジョージ・マーティンを迎え1983年に開発されたSSL 4000Eコンソールに搭載されたチャンネルストリップを再現。ハイパス/ローパスフィルター、4バンド・パラメトリックEQを備えるEQ

CLA-2A
伝説的なエレクトロ・オプティカル(電気光学式)チューブコンプレッサーをモデリングしたCLA-2Aは、世界中のエンジニアのお気に入りとなった、オリジナルのスムースで周波数追従型の動作を再現しています。60年代中

dbx 160 compressor / limiter
オリジナルのdbx® 160は、1970年代の他のコンプレッサーと比べ、非常に歪みが少なくクリーンなサウンドで、特にドラムのコンプレッサーとして評価されてきました。入力信号に素早く反応するdbx 160コンプレッサーは

PuigTec EQs
PuigTec EQP-1A Pultec EQP-1Aは同じ周波数を同時にブースト/カットするユニークな機能を使用してレゾナンスシェルフを作り出せることで有名です。PuigTec EQP-1Aはジャック・ジョセフ・プイグが手がけた、ウィーザ

C4 Multiband Compressor
C4は、マルチバンド・ダイナミクス・プロセッシングのパワーハウス。あらゆるダイナミクス処理をマルチバンドで解決します。4バンドのエクスパンダー、リミッター、コンプに加え、ダイナミックEQとスタンダードなEQ
トップエンジニアに弟子入り。飛澤正人のWAVESプラグイン実践テクニック
日本を代表するエンジニアの一人、飛澤正人さんをゲスト講師にお迎えし、飛澤さんの本拠地スタジオ、PENTANGLE STUDIOからお届けする「WAVESプラグイン実践テクニック」。第一回はドラムの音作りに関するテクニックをご紹介します。

講師 飛澤正人
レコーディング・エンジニア(Dragon Ash、GACKT、HY、SCANDAL、鬼束ちひろ)
コンテンツ

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ミックスする時に、コンプレッションをかけすぎたり不足したりはしていないでしょうか?全てのコンプレッションに目的を持っていますか?かけすぎで躍動感が失われたり、逆にルーズすぎてかかりが弱かったりというこ

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コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ

11のステップでプロのサウンドへ。ドラムのミキシング
コンプレッションやEQの設定、位相トラブルの修正方、さらにトランジェントのコントロールまで、ドラムミックスの"いろは"を学んでいきましょう。 さらに、パラレルコンプレッションやリバーブを使い、深みと奥行

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オーディオ信号の測定は、トラックメイク、ミキシング、マスタリングにおいて最も重要な部分と言っても過言ではありません。オーディオ・メーターの疑問を解き明かし、どのメーターをいつ、どのように使うべきかを知

Mix with Waves 「ミックスの前に」 編
どうして「ミックス」なんて作業が必要なのでしょう。