Simple Plan 2025 ワールドツアーに Waves eMotion LV1 Classic コンソールを採用 by Frank Joly, FOHエンジニア
フロント・オブ・ハウス・エンジニアのフランク・ジョリー氏(Pierce the Veil、Good Charlotte、Sum 41、Les Trois Accords)が、Simple Planの2025年ワールドツアーにおいて Waves eMotion LV1 Classic コンソールを採用しました。
2026.01.20
1999年にカナダ・ケベック州モントリオールで結成されたSimple Planは、世界累計アルバムセールス1,000万枚以上、ストリーミング再生数は数十億回を誇る、マルチ・プラチナ認定のカナディアン・ポップパンク/オルタナティヴ・ロック・バンド。「Welcome to My Life」や「I’m Just a Kid」といったヒット曲で知られ、Vans Warped Tour、F1グランプリ、ラスベガスのWhen We Were Youngなど、北米・ヨーロッパをはじめとする世界各地の主要フェスティバルやアリーナ公演でヘッドライナーを務めてきました。
現在開催中の「Bigger Than You Think!」ツアーは結成25周年を祝うアニバーサリー・ツアーで、バンド史上もっとも大規模かつ精巧なステージプロダクション。フルスケールのアリーナセットアップ、最先端のオーディオシステム、そして豪華なゲストアクトが揃い、毎晩数千人規模の観客を迎える壮大な公演となっています。
このような高い完成度と複雑性が求められる現場において、Waves eMotion LV1 Classic コンソールは、高品位な音質、柔軟なルーティング性能、洗練された操作性を提供。信頼性と音響精度が不可欠なハイインパクトなライブショーに最適なソリューションです。
14年以上にわたりSimple Planと仕事を共にしてきたフランク・ジョリー氏
ファースト・インプレッションジョリー:eMotion LV1 Classicで初めてショーをやった瞬間に、すっかり惚れ込みました。プリアンプの音の豊かさとヘッドルームは本当に素晴らしい。ついに、これだけのヘッドルームを持ち、なおかつシンプルで直感的なインターフェースを備えたコンパクトなコンソールが登場したと感じました。
セットアップに含まれる2台の Waves IONIC 24ジョリー:Wavesシグネチャー・プリアンプを搭載した24イン/18アウトのSoundGridステージボックスは本当に優秀です。eMotion LV1 Classicミキサーと完全にシームレスに連携するよう設計された、非常に完成度の高いステージボックスです。クリーンなプリアンプとしても、キャラクターを加えた音作りにも対応でき、インピーダンス切替によって細部まで追い込むことができる。まさに完璧なミックスのための柔軟性を備えています。
ワークフローと操作性ジョリー:僕はオールドスクールなミキサーなんです。すべてL/Rバスに直接ルーティングしています。eMotion LV1 Classicは驚くほど習得が簡単で、1時間触っただけで本番のショーは準備完了でした。アーティストのアルバムで実際に使われているプラグインやエフェクトを、そのままライブでも使えるのは本当にエキサイティングです。そして何より、コンソールのサイズ感が完璧。十分なフェーダー数がありながら軽量で、飛行機移動での公演にも理想的です。
余裕のDSPパワーと豊富なプラグイン環境ジョリー:eMotion LV1 Classicには豊富なプラグインが統合されていて、必要なWavesプラグインを自由に使えるのが最高です。内部DSPにも十分な余裕があります。外部サーバーも持っていますが、今のところ必要になったことはありません。現在は47入力、8つのFXリターン、大量のプラグインを使いながら、96kHz動作でDSP使用率はわずか53%です。新しいV16ソフトウェアによって、このコンソールは本当にパワフルになりました。
お気に入りのプラグインジョリー:僕はWavesプラグインの大ファンです。必須なのはMV2 で、スネアとボーカルに使ってミックスの中でタイトかつラウドに保っています。最近では新しいCurves AQ プラグインを知りましたが、操作がとてもシンプルで、どんな素材に使っても音が良くなります。ボーカルやアコースティックギターに最適ですね。
僕にとって一番のプラグインは F6 Floating-Band Dynamic EQ で、ボーカル、ベース、トラック、何にでも使えて、問題を解決しつつパンチを加えてくれます。ミックスの仕上げにはWavesのCenter プラグインを使うのが好きで、音に素晴らしい広がりを与えてくれます。そしてもちろん、史上最高のディレイ・プラグイン、H-Delay Hybrid Delay も欠かせません。さらに重要なのが、Waves X-FDBK とTRACT System Calibration プラグインです。以前、小さなクラブで単発公演を行った際、これらがショーを救ってくれました。
長年使い続けられるジョリー:小規模・中規模の公演から大規模アリーナまで、eMotion LV1 Classicは本当に素晴らしいコンソールです。フェスティバル用コンソールとしても何の問題もなく使えます。拡張なしで最大128入力に対応し、eMotion LV1 80-Channel Expansionを使えば160入力まで拡張可能です。
コンパクトで軽量な設計は飛行機での移動にも理想的で、まさにスイス・アーミー・ナイフのような存在です。本格的なプロフェッショナル・コンソールに投資したいエンジニアにとって、完璧な選択肢だと思います。さらに、Wavesは常に新しいプラグインを開発し、数か月ごとにソフトウェアを改良し続けているので、このコンソールは長年にわたって使い続けられるでしょう。
次のLes Trois Accordsのカナダツアーでは、eMotion LV1 Classicを2台持って回るのが今から楽しみです。このコンソールは、フェーダーを上げるだけで最初から素晴らしい音が出る。操作がとても分かりやすく、シンプルに設計されていて、即座に驚くほど良いサウンドを提供してくれます。
編集注:本記事は Waves Audio, Ltd.のプレスリリースを、(株)メディア・インテグレーションが翻訳したものです。
Waves eMotion LV1 Classicの概要
Waves eMotion LV1 Classicは、64ステレオチャンネル、44バス、本体に16基のWavesシグネチャープリアンプ、高度なプロセッシング機能を備えたハードウェア・ミキシング・デスクです。コンパクトながら、優れたライブミキシング性能を提供し、ライブ音響エンジニアにとって直感的なワークフローを実現しています。44.1〜96kHzの32ビット浮動小数点演算を採用しており、クリアな音質と広いヘッドルームを確保できます。16基のWavesシグネチャープリアンプには、完全ディスクリートのアナログ回路、低ノイズ、切り替え可能なサウンド・プロファイルが搭載されており、IONICステージボックスで入出力の拡張にも対応しています。
スピード感のあるライブイベントの要求に対応できる柔軟性eMotion LV1 Classicの使用により、このコンソールの卓越した音質だけでなく、スピード感が求められるライブイベントに対応できる柔軟性も証明されました。

eMotion LV1 Classic
eMotion LV1 Classicは業界で実証済みのWaves LV1 ミキサーのエンジンのクオリティーを受け継ぎ、その優位性を世界中のライブサウンド・エンジニアに好まれるコンソールの形状とワークフローで提供します。

eMotion LV1 80-Channel Expansion
オプションのソフトウェア拡張「eMotion LV1 80-Channel Expansion」を追加することで、お使いのLV1コンソール(LV1 ClassicまたはLV1 64-channel software license)を、最大80ステレオチャンネル/160インプット、

IONIC 24
IONIC 24は、パンチがありかつ明瞭度に優れ、卓越したサウンドクオリティーを提供するステージ・ボックスです。Waves製の24系統の完全ディスクリート・プリアンプ、18系統のラインアウ ト、eMotion LV1ミキサーに
最新記事

日本限定ボーカルバンドル・クリエイターレビュー
2026年4月16日、WAVES史上初となる日本限定のボーカル・バンドル「Smart Vocal Collection」が公開。音楽シーンの最前線を走るクリエイター陣にその実力を徹底解説していただきました。それぞれの制作現場から届いた

Waves LV1コンソール用 拡張フェーダー「eMotion LV1 Control」2026年5月1日(金)発売決定!
LV1 Controlは、eMotion LV1 Classicデジタル・ミキシングコンソール用のフェーダー拡張ユニットとして設計されたプレミアムなコントロールサーフェスです。モジュラー式のeMotion LV1システムのフェーダーバンクと

Waves LV1 Classic 導入事例 清水 祐範 氏(Hmmm.)
Waves eMotion LV1 / LV1 Classic を導入されたユーザーの、ライブサウンド現場での活用事例をご紹介します。

Waves LV1 Classic 導入事例 中嶋 優 氏(株式会社G-SOUND / 吉祥寺SHUFFLE)
Waves eMotion LV1 / LV1 Classic を導入されたユーザーの、ライブサウンド現場での活用事例をご紹介します。

Sync Vx 新バージョン登場! ボーカル・アライメントを、もっとシンプルに。
これまでSync Vxは、ARA対応DAW(Pro Tools / Logic、Cubase など)限定のワークフローに依存していました。そのため、FL StudioやAbleton Liveなど、その他DAWユーザーにとっては日常的に使えないツールでもありま

Waves LV1 Classic 導入事例 吉村 武史 氏(フリーランス)
Waves eMotion LV1 / LV1 Classic を導入されたユーザーの、ライブサウンド現場での活用事例をご紹介します。
人気製品

Curves Resolve
選んだサウンドは間違いない。アレンジも決まり、トラック同士の勢いもある。なのに、ミックスが濁る... それは、複数のトラックが同じ周波数帯を奪い合っているからです。これが音のマスキングと言われる現象です。

Magma StressBox
ミックスを停滞させる“平坦な”音源に悩んでいませんか?EQ、コンプレッション、サチュレーションを試しても、心踊るサウンドが出てこない…そんな時に活躍するのが StressBoxです。

L4 Ultramaximizer
1990〜2000年代、L1やL2は音圧を稼ぐプラグインの代名詞でした。Red Hot Chili Peppers、Metallica、Timbalandなど、数え切れない名盤に使われ、そのサウンドは世界を席巻しました。しかし今、音楽は単なる音圧では

Clarix LB
Clarix LB は、放送配信向けの音声に特化したAIノイズリダクションプラグインです。環境雑音をリアルタイムで除去し、屋外ロケやリポーター、ライブ配信など、ライブ音声のトリートメントに最適です。

InTrigger Drum Replacer
InTrigger Drum Replacer は、Wavesが提供するインテリジェントなドラムリプレイスメント・プラグインです。単なるトリガー検出を超え、ゴーストノート・ダイナミクス・ブリードを高精度に解析し、プロフェッショナ

Curves AQ
Wavesは常に革新を追求しています。Clarity Vx、DeReverb、Silk Vocal、IDX、Curves Equator、Sync Vxなどの開発を通じて、新たなサウンド技術の限界を押し広げてきました。そして、ついにEQにも革命が起こります。

Sync Vx
音楽制作で誰もが経験する悩み「バッキングボーカルやダブルトラックをリードボーカルに完璧に揃えるための、果てしない手作業」わずかにズレたボーカルトラックが、プロフェッショナルな仕上がりとアマチュア感の分

IDX Intelligent Dynamics
IDX Intelligent Dynamicsは、トラックのエネルギーを最適化し、パンチとフォーカスを強めることが可能です。平坦で退屈なミックスにノブ1つで活力を与えます。

