
ミックスを「見える化」する ー PAZ Analyzer
ミックス作業が長時間になると耳が疲れて、音の判断が鈍ってしまうことはありませんか? そんなとき頼りになるのが、音を視覚的にとらえるツール PAZ Analyzer。持っておいて損はない、視覚系メーターの定番です。
2025.05.15
どんな細かい変化も見逃さない

画面上部には周波数グラフ、下部にはステレオフィールドグラフが表示されます。
- 周波数グラフの横にはズームノブとグラフ移動ノブがあり、特定の帯域を細かく分析可能。
- 右下のセクションには8種類の表示モードがあり、「Detect」ボタンでピーク(Peak)またはRMS表示を切り替えることができます。
- 「Freeze」は、ボタンを押した瞬間の波形で表示を停止して、細かくチェックすることが可能です。
ステレオのバランスも一目瞭然

「Show」オプションを使えば、上部の周波数グラフの左右チャンネルを、合体表示または分離表示に切り替えることが可能です。この機能を併用することで、ステレオグラフは単なるイメージャーにとどまらず、どの帯域のどの楽器を調整すべきかまで、視覚的に把握できる強力な分析ツールとなります。
下部に表示されるステレオグラフでは、音の広がりやラウドネスのバランスを視覚的にチェックできます。楽器トラックや2mixトラックのステレオ感を確認できるだけでなく、逆位相成分も確認できるので便利です。
逆位相はステレオイメージを大きく広げるテクニックとして活用されています。しかし、音によっては芯がなくなったり、モノラルにした際に位相キャンセルなどの問題を引き起こします。PAZ Analyzerを使って、意図せずに発生している逆位相がないかチェックしましょう。
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