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スタッフルーム:ライブレコーディングの革命を、超少ない荷物で

スタッフルーム:ライブレコーディングの革命を、超少ない荷物で

スタッフルーム:たった1本のEthernetケーブルで32chのライブレコーディングを実施できた、スタッフによるレコーディング日記

2020.01.01

スタッフHです。

先日、当社スタッフが企画しているライブイベントがあるとのことで、PAスタッフさんとも打ち合わせの上、出演者の方やPA業務に一切の影響を与えないという条件つきで、ライブレコーディングをさせて頂ける機会を得ました。

レコーディングというくらいですから、もちろん各チャンネルを個別に、パラでレコーディングです。

ドラムセットに8本のマイク、ギターアンプ4台にそれぞれマイク、ボーカル(コーラス)用マイクが5ch、エレアコやシンセ、ベース用のDIが8ch、その他予備の回線で5ch。エアー音集音用に、EarthworksのQTC40MPを使い2ch。合計で32chです。

会場のミキサー卓は、MADI出力を備えたもの。ここから信号をいただき、DiGiGrid MGBでイーサネット1本をMacBook Proに接続。

201508_blog_mgb

レコーダーはPro Toolsで、ミキサー卓側の設定を反映し、96kHz。32bitでのレコーディングをいたしました。

持ち込みをしたMacBook ProはSSD搭載モデルのため、外部ドライブを使用することもなく内蔵ドライブへ直接レコーディング。

大量のケーブルを使うこともなく、回線図はこんな感じ。

201508blog-mgbsetting

この状態で、約6時間分のパラレコーディングを完了(合間合間にデータを吸い出す作業は行いました)。まったくのノントラブルで終了できたのです。

PAエンジニアさんのテクニックもあり、それぞれのチャンネルはカブリも少なく非常にクリアに集音されており、ライブ音源を作るにもまったく問題のないクオリティでした。

失敗が許されない現場なら、ルーターなどを噛ませて最大8台までのコンピューター(MacでもWinでも)を使い、バックアップレコーダーを回すことも可能。これだけのケーブルの少なさに驚きです。

ライブ会場のミキサー卓にMADIのアウトがある、という条件だけで、MGB(またはMGO)は使用できます。

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