
スタッフルーム:ライブレコーディングの革命を、超少ない荷物で
スタッフルーム:たった1本のEthernetケーブルで32chのライブレコーディングを実施できた、スタッフによるレコーディング日記
2020.01.01
スタッフHです。
先日、当社スタッフが企画しているライブイベントがあるとのことで、PAスタッフさんとも打ち合わせの上、出演者の方やPA業務に一切の影響を与えないという条件つきで、ライブレコーディングをさせて頂ける機会を得ました。
レコーディングというくらいですから、もちろん各チャンネルを個別に、パラでレコーディングです。
ドラムセットに8本のマイク、ギターアンプ4台にそれぞれマイク、ボーカル(コーラス)用マイクが5ch、エレアコやシンセ、ベース用のDIが8ch、その他予備の回線で5ch。エアー音集音用に、EarthworksのQTC40MPを使い2ch。合計で32chです。
会場のミキサー卓は、MADI出力を備えたもの。ここから信号をいただき、DiGiGrid MGBでイーサネット1本をMacBook Proに接続。

レコーダーはPro Toolsで、ミキサー卓側の設定を反映し、96kHz。32bitでのレコーディングをいたしました。
持ち込みをしたMacBook ProはSSD搭載モデルのため、外部ドライブを使用することもなく内蔵ドライブへ直接レコーディング。
大量のケーブルを使うこともなく、回線図はこんな感じ。

この状態で、約6時間分のパラレコーディングを完了(合間合間にデータを吸い出す作業は行いました)。まったくのノントラブルで終了できたのです。
PAエンジニアさんのテクニックもあり、それぞれのチャンネルはカブリも少なく非常にクリアに集音されており、ライブ音源を作るにもまったく問題のないクオリティでした。
失敗が許されない現場なら、ルーターなどを噛ませて最大8台までのコンピューター(MacでもWinでも)を使い、バックアップレコーダーを回すことも可能。これだけのケーブルの少なさに驚きです。
ライブ会場のミキサー卓にMADIのアウトがある、という条件だけで、MGB(またはMGO)は使用できます。
人気記事

貴重な資産をもれなく収録、ライブレコーディングはコンパクトな機材で完璧に
DiGiCo、SSL、SoundCraftなど、ライブミキシング用デジタルコンソールには、実に多くの機種にMADI端子が搭載されています。MADIはたった1本のケーブルで最大64Chもの信号のやりとりが可能な、非常に優れたデジタル・

YamahaのコンソールでWavesプラグインを使用する
WavesプラグインをYamahaのコンソールで使用するためのセッティング例をご紹介いたします。

WAVESがV15へ。メジャーアップデートをリリース
30年以上もの間、WAVESはプラグイン・エフェクトの世界的ディベロッパーとして、音楽制作の現場を支えてきました。この度、WAVESはV15へのメジャーアップデートをリリースいたします。

Waves MultiRack内のプラグインを外部MIDIコントローラーで操作する
Waves MultiRackは、従来アウトボード・ラックで行っていたエフェクト処理をプラグインに置き換える、ライブ・サウンド専用に開発された、プラグイン・プラットフォームです。アリーナクラスのライブ・コンサートで

DiGiCoコンソールでWavesプラグインを使用する
Grammy®を受賞したWavesが誇るリバーブ、EQ、コンプ、リミッター、ディレイなどのプラグインを、DiGiCo SDシリーズやS21コンソールから直接コントロールすることが可能です。Wavesプラグインは最高峰のレコーディン

Waves V15リリースノート
2024年12月16日、すべてのWavesプラグイン V15での全面的なソフトウェアアップデートがリリースされました。
人気製品

eMotion LV1 Classic
eMotion LV1 Classicは業界で実証済みのWaves LV1 ミキサーのエンジンのクオリティーを受け継ぎ、その優位性を世界中のライブサウンド・エンジニアに好まれるコンソールの形状とワークフローで提供します。

IONIC 24
IONIC 24は、パンチがありかつ明瞭度に優れ、卓越したサウンドクオリティーを提供するステージ・ボックスです。Waves製の24系統の完全ディスクリート・プリアンプ、18系統のラインアウ ト、eMotion LV1ミキサーに

Tune
透明感のある自然なサウンドと柔軟性、正確なリアルタイム・ピッチ補正とフォルマント処理を可能にするボーカルプロセッサ 。フレージング、エモーション、デリバリーをすべて搭載し、素晴らしいボーカル・テイクを

Silk Vocal
ボーカルのミキシングは難しく、歌い手それぞれにサウンドに対するプロセスは異なります。過度な共振や、ブーミーな特性、歯擦音など、ボーカルがミックスになじまない要素も多く、それらを取り除くには、時間と知識

SuperRack
SuperRackは、最大128ch(64chステレオ)ニアゼロ・レイテンシーで大量のWavesプラグインを駆動走らせることができる、ライブサウンドとブロードキャスト・ミキサーのための最新のプラグイン・ラックです。

SuperRack Performer
ライブサウンドに新しい感動を手に入れましょう!必要なのは、ミキサーに接続されたASIOまたはCore Audio対応のオーディオI/Oと、MacやPC上で動作するWavesとVST3プラグインだけで、追加のハードウェアは必要ありま

SuperRack LiveBox

eMo F2 Filter
ライブ・サウンドでの操作に最適化された18-dBハイ/ローパス・フィルター eMo F2は、ライブパフォーマンス向けに最適化された2バンドの18dBハイパス/ローパス・フィルター・プラグインです。