
DiGiGridで制作の全てが変わった:OM Factoryセミナー(その2)
前回に引き続き、OMFACTORY大島su-kei氏によるプレミアムなDiGiGridセミナーを映像化したものをお届け。いよいよDiGiGrid導入に関する話題に突入。
2020.01.01
現在オーディオインターフェースの接続方式には、USB、FireWire、PCIeがある。最近になってThunderbolt接続のものも登場し始めた。
コンピューターそのものに関しても専門家といえる大島氏による各種接続方式の解説は、コンピューターを使った制作をしている方には覚えておいて損はない情報ばかりだろう。
それぞれの接続方式に存在するメリット・デメリット。自分が欲しかった環境に対して、この接続方式はマッチしているか、という視点で見てもためになる。
「DiGiGridは、決定的に違っていたんです」というコメントからビデオはスタートする。これまでの接続方式と何が違っていたのか。
ここから実際にDAWウインドウを起動し、驚きのパフォーマンスを実演している。
PCの仕組みそのものの専門家ともいえる大島氏が「嘘やろ」と当初感じていた疑問を解決したDiGiGrid。
バッファーサイズを最低まで詰めた状態で、イン&アウトのラウドトリップレイテンシーが驚異的に低い、ソフトシンセをまるでハードシンセのような体感で使えるなど、驚きのパフォーマンスについて触れられている。
冒頭から大島さんによる大々的なリップサービス。この記事とビデオをご覧の方だけに、大島さんのリアルな(我々には驚きの)体験秘話をぜひチェックしてみてほしい。
1:20秒前後から「はっ、言われてみれば確かに」という重要なポイントについて触れられている。新しいインターフェースを導入しようと思ったときに、なぜか忘れられがちなポイント。新しい機材導入のワクワク感の影にある「罠」について触れられている。
2:50前後からは、DiGiGridインターフェースの真骨頂ともいえるポイント。異なるコンピュータ間・異なるDAW間でできる驚きのポイントについて。ここもお見逃しなく。
・スタッフあとがき
このデモンストレーションは、私たちスタッフも見学をさせていただきました。日々制作に携わっている大島さんだからこそ気づくことや、ユーザー視点だからこその改善リクエスト。多くの人が集まるスタジオならではの使いこなし術から、私たちスタッフでは思いもよらない使い方まで。
「DiGiGridは、中〜大規模のスタジオだけの製品ではないですよ。自宅で制作をしている個人クリエイターこそ、真っ先に飛びついてほしいです」というコメントがあったことも付け加えておきます。
次回はさらに実践編。今までの環境では「避けられなかった」コンピュータならではの問題を、OM Factory+DiGiGridはどう解決したのか、についての記事をご紹介。
人気記事

プロエンジニアをあなたのDAWに - Curves AQ Review by JUVENILE
音楽プロデューサー、ビートメイカーのJUVENILEです。Wavesのプラグインは僕がDTMを始めたときからずっと使っている仕事に欠かせない道具なのですが、今日は新製品であるCurves AQについてのレビューをさせて頂きた

11のステップでプロのサウンドへ。ドラムのミキシング
コンプレッションやEQの設定、位相トラブルの修正方、さらにトランジェントのコントロールまで、ドラムミックスの"いろは"を学んでいきましょう。 さらに、パラレルコンプレッションやリバーブを使い、深みと奥行

ミックスで「コンプのかけ過ぎ」を避ける7つのコツ
ミックスする時に、コンプレッションをかけすぎたり不足したりはしていないでしょうか?全てのコンプレッションに目的を持っていますか?かけすぎで躍動感が失われたり、逆にルーズすぎてかかりが弱かったりというこ

Compressor vs Transient Shaper - 使い分けを極めるTips
コンプレッサーとトランジェントシェイパーは、ともにトランジェント素材を制御し、音響的なインパクトを与えるために使用されます。それぞれのプロセッサーの違いを学び、どのタイミングでどちらを使用すべきかをみ

自宅でのボーカル録音 #6: ピッチ補正
ピッチ補正を使うのは 「ズルい」?正しい使い方をすれば、そんなことはありません。人間らしさを表現し、より深い感動を与えるために、ボーカルを適切にチューニングする方法を学びましょう!

ラウドネスメーターを使いこなそう!
オーディオ信号の測定は、トラックメイク、ミキシング、マスタリングにおいて最も重要な部分と言っても過言ではありません。オーディオ・メーターの疑問を解き明かし、どのメーターをいつ、どのように使うべきかを知
人気製品

Gold
音楽制作やミックスをより輝かせるために必要なものとは何でしょう。Power PackやSilverがあれば、作業の基礎は十分にカバーできます。しかし、それぞれのトラックの個性を引き出し、より有機的にバランスよく文字通

Horizon
音楽の創造は1990年代にアナログからデジタルへ、ハードウェアからソフトウェアへ、2000年代にはコンピューターのパワーの上昇によりインザボックスでの制作、ミキシング、マスタリングは一般的なものになりました。

Clarity Vx
Clarity Vxは、ボーカルをバックグラウンドノイズから取り除き、あらゆるミックス、プロダクション、ポッドキャスト、ビデオ用にサウンドを整える最高品質かつ最速の方法です。Waves Neural Networks®が搭載されてい

Platinum
モチベーションも高く制作を進め、ミックスも基本のプロセッシングからキャラクターを生かしバランスを取った作業ができた。数曲をトラックダウンして、作品として発表するところまでもう少しという段階。ここまでく

Vocal Rider
ボーカルトラックのレベルをリアルタイムに調整する「手コンプ」を自動で行うプラグイン Vocal Riderは、ボーカル・レベル・オートメーションに革命を起こします。用途も、使い方も、他のWavesプラグイン同様、非常

Curves AQ
Wavesは常に革新を追求しています。Clarity Vx、DeReverb、Silk Vocal、IDX、Curves Equator、Sync Vxなどの開発を通じて、新たなサウンド技術の限界を押し広げてきました。そして、ついにEQにも革命が起こります。

Curves Equator
Wavesは30年間にわたりEQを設計してきました。しかし、もっと正確で、もっとパワフルで、もっと効率的で、さらに楽しいEQがあったらどうでしょう?近年、スタジオのテクノロジーとワークフローのほとんどすべての面

SSL 4000 Collection
レコーディングにおいてデシダルが主流となるより前から、一貫した原音忠実なサウンドと、切れ味の良いEQ、そしてダイナミクスプロセッシングも組み込んだアナログコンソールの完全体を追求してきたのは、他ならぬSo