検索
強力なプロセシングパワーとネットワークによる拡張性、あなたに最適なSoundGridのセットアップとは?

強力なプロセシングパワーとネットワークによる拡張性、あなたに最適なSoundGridのセットアップとは?

新型コロナウイルスが蔓延する世界の情勢を見ていると、観客が多く集まる音楽ライブを以前の形で開催できるのは、残念ながらまだまだ先になりそうな雰囲気です。配信ニーズの高まりとともに、ライブハウスやアリーナーで体験できるサウンドと高揚感をどう配信で伝えるのか、無観客ライブ配信のミックスのクオリティー向上が課題になりつつあります。

スタジオでは定番となっているWavesプラグインが遅延なく使えること、ネットワークを使ってシステムを自由に構成して、ライブハウスやPA会社が所有する音響機器と簡単に繋げられることから、配信ミックスをより良くするための機材をSoundGridを中心に揃える方が増えていますが、単体のハードウェアと違って自由にシステムを組めるので、その分必要な機材構成がちょっと分かりにくいのも事実です。

このページでは、スタジオで使う場合とライブで使う場合、それぞれ目的に応じたお勧めのSoundGridシステムをご紹介します。

2020.01.01

最適なセットアップを見つけよう

では、最適なシステムはどうやって組めば良いのでしょう?質問に答えていくだけで、必要な機材と構成がわかるチャートをご用意しました。

チャート


Studio A セット

超低レイテンシーでプラグインがかかった音をモニター、録音、ミックス可能なシンプルな構成例です。

DiGiGridやApogeeのSoundGrid互換のオーディオ・インターフェイスを使うことで、リアルタイムのモニタリングとレコーディングが可能になります。プラグインの処理は、DAWにインサートされた無料のStudioRackプラグイン・チェイナーを介して、コンピュータのCPUではなくSoundGrid DSPサーバーで処理されます。


Studio Aの発展例

スタジオ内にネットワークを構築すれば、複数の部屋でプラグインを使いながら低レイテンシーで録音、モニター、ミックスを行うことも可能です。

SoundGridのネットワークによる拡張性を利用して、複数の部屋を含む大規模なセットアップで合理的なシステムを組むことができます。複数の部屋にI/Oを設置したり、複数のDAWワークステーション間で一つのI/Oを共有したりできるので、大規模なスタジオも少ないコストで構築できます。最大14台オーディオ・インターフェースを接続できるので、ニーズの変化に合わせてSoundGridネットワークを拡張していくことが可能です。


Studio B セット

全てのWavesのプラグイン処理をコンピューターのCPUからSoundGrid DSPサーバに移すことで、プラグイン処理能力を事実上2倍にするための構成例です。

これは最もシンプルなSoundGridのセットアップ例です。ミキシング目的(リアルタイムでのレコーディングやモニタリングではなく)にのみSoundGridのパワーを使いたい場合、DAWに無料のStudioRackプラグイン・チェイナーをインサートすることで、プラグイン処理をSoundGrid DSPサーバーにオフロードすることができます。

すでにお持ちのオーディオ・インターフェース(ASIO / Core Audio)はそのままお使いいただけます。専用のSoundGrid I/Oは必要ありません。

スタジオ用のセットアップで必ず必要なのが、このSoundGrid Studio v11です。

レコーディング、スタジオ・ミキシング用のSoundGridアプリケーションです。複数のバージョンが用意されおり、8ch版はWavesアカウントさえあれば誰でも無償で入手できます。


Live SuperRack セット

YamahaのCL, QLシリーズコンソールに16ch分のエフェクトラックを追加する構成です。WSG-Y16カードは最大4枚まで増やせるので、64CHまで拡張すれば、全トラックにWavesプラグインがインサート可能になります。

Yamaha以外のコンソールも同様の構成で、WSG-Y16カードの部分を各社から発売されているSoundGridカードに置き換えます。Allen & Heath, DiGiCo, Roland, Midas, Calrec等のコンソールメーカーが専用のSoundGridカードを発売しています。専用のカードが無い場合でも、DiGiGrid MGB/MGO MADI-SoundGridインターフェイスを用意することで、ほとんどのライブ/放送用コンソールに対応します。

この接続例では同時にマルチトラックで録音再生を行うためのコンピューターが接続されています。バックアップに複数のMac/PCに同じにマルチトラック収録が可能です。またSoundGrid DSPサーバーが2台接続されていますが、1台でも動作します。2台目を追加することで、1台目のサーバーの電源供給がストップしてしまった場合など、万一のトラブル発生時には瞬時に2台目のサーバーがリアルタイムでプロセシング処理を引き継ぎます。

デジタルコンソールにWavesプラグインをインサートするためのアプリケーションがSuperRack です。

入出力数と使えるプラグインの数はSoundGrdサーバーとI/Oの選択によって変わります。ほとんどのコンソールとMIDI Program Changeを受信してスナップショット(シーン)の連動が可能です。


Live e-Motion LV1 セット

ライブ会場のハウス・ミックスも配信用のミックスもSoundGridで全て完結させるセットアップ例です。ミキシングの処理もSoundGrid DSPサーバーで行うため、SoundGrid Extreme(-C)サーバーの使用が推奨されています。よくあるDante対応のライブコンソールのセットアップと良く似た構成です。SoundGridサーバーを2台用意することで、1台目のサーバーに万一問題が生じた場合、2台目のサーバーが全ての処理を引き継ぎます。コントロール・サーフェイスとしてWindows PCまたはMacに接続されたタッチディスプレイを使用しますが、万一コンピューターに問題が生じても、全てのプロセシングはSoundGrid DSPサーバーで行われているので、音が途切れることはありません。

このセットアップで必要なのがe-Motion LV1ホストアプリケーションです。

64ch入力、16AUX出力、8Matrix出力を持つ本格的なライブ・ミキシング・コンソールの役割を果たすSoundGridアプリケーションです。ほとんどの入出力にWavesプラグインをインサート可能です。サーバーのCPU消費が少ない16ch版と32ch版も用意されています。


あらためて、SoundGridって何ですか?

SoundGridとはWavesが独自に開発したネットワーク規格の名称です。何だか難しい感じがしますが、使い始めるのに専用の高価なネットワーク・スイッチも高度なネットワークの専門知識は必要ありません。量販店でも入手可能なSoundGrid認証済みの汎用の1Gbpsスイッチを使って、全てのSoundGrid対応機器やコンピューターを接続します。

名前が似ていますがDiGiGridとはSoundGrid対応機器の一つで、DiGiCoとWavesが共同で開発したブランド名です。Yamaha, Roland, Avid, Apogeeなど、他にも多数のプロ音響機器メーカーがSoundGrid対応のオーディオI/Oを販売しています。

他にもネットワークでオーディオを伝送する規格は多数ありますが、他の規格との最大の違いは、ネットワーク内でオーディオのプロセシングがリアルタイムで行える、つまりWavesのプラグイン処理を行えることです。このページでご紹介したように、単にオーディオの送受信を行うだけでなく、スタジオでもライブ会場でも、180種類におよぶWavesプラグインのパワーと超低レイテンシー・プロセシング、そして音作りのバリエーションを享受できるのです。

プロモーション

人気記事

これさえあればボーカルは完璧、なツールボックス</br>「Vocal Production」
これさえあればボーカルは完璧、なツールボックス
「Vocal Production」

ボーカル処理は多くの方の悩みのタネ  WAVESは現在220種以上のプラグインを取り揃えていますが、その中で最も人気があるのはボーカル処理に関わるツール。お問い合わせでも「ボーカル処理に使いたいのですが、

WAVES GOLD vs Sound Design Suite、どちらを選ぶ?
WAVES GOLD vs Sound Design Suite、どちらを選ぶ?

今や約170個にも及ぶプラグイン数を誇るWAVESプラグイン。今回はその中でもオススメの2つのバンドルをご紹介します。収録プラグインにどのような違いがあるのでしょう。ここではその違いについてピックアップしてみ

CLA-2A vs. CLA-3A クラシックコンプレッサーの違い
CLA-2A vs. CLA-3A クラシックコンプレッサーの違い

LA-2AとLA-3Aは、最も有名なコンプレッサーと言っても過言ではないでしょう。これまでボーカルやベースなどの楽器に長く愛されてきました。今回は「真空管モデル」と「ソリッドステートモデル」の比較。あなたのトラ

コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?

今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ

DiGiGridで制作の全てが変わった:OM Factoryセミナー(その3)
DiGiGridで制作の全てが変わった:OM Factoryセミナー(その3)

前回、前々回に引き続き、OMFACTORY大島su-kei氏によるプレミアムなDiGiGridセミナーを映像化したものをお届け。話題は多くのユーザーが気にするべき、CPUネイティブ環境・最大の欠点からスタートする。

エレクトロ楽曲などに必須のダッキングは OneKnob Pumper で! - Waves Genius
エレクトロ楽曲などに必須のダッキングは OneKnob Pumper で! - Waves Genius

人気製品

Ultimate
Bass Slapper
Bass Slapper

かつてないほどのディテールとリアリスティックなサウンドを持つスラップ・ベース・プラグインが誕生しました。熟練プレイヤーのようなニュアンスとアーティキュレーション、そのすべてを生み出すことができます。ス

Ultimate
Essential
CLA-76
CLA-76

CLA-76 Blacky / Bluey は、60年代半ばに発売されたクラスAラインレベルリミッターアンプの異なる2つのバージョンにインスパイアされています。"Blacky"と"Bluey"の両バージョンも、オリジナル機と同様にスタジ

Ultimate
CLA MixHub
CLA MixHub

エンジニアのコンソール・ワークフローを完全再現する こんなプラグインは、かつてありませんでした。CLA MixHubは、スタジオの神話とも謳われた名エンジニア、クリス・ロード・アルジによる、濃密でなめらかなアナ

Ultimate
BSS DPR-402
BSS DPR-402

12のモードを組み合わせて多彩なダイナミクス処理が可能 BSS® DPR-402ダイナミクス・プロセッサーは、そのパンチ感と多様な用途に対応する万能さから、長きにわたりスタジオ、ライブ、ブロードキャストの現場でエン

Ultimate
dbx 160 compressor / limiter
dbx 160 compressor / limiter

オリジナルのdbx® 160は、1970年代の他のコンプレッサーと比べ、非常に歪みが少なくクリーンなサウンドで、特にドラムのコンプレッサーとして評価されてきました。入力信号に素早く反応するdbx 160コンプレッサーは

Ultimate
Essential
Butch Vig Vocals
Butch Vig Vocals

ニルバーナ、スマッシング・パンプキンズ、フー・ファイターズ、グリーン・ディ、そして彼自身のバンド、ガービッジ。近年のロックの潮流に影響を与えた数々のアルバムをプロデュースしてきたButch Vigは、ロックの

Ultimate
Doppler
Doppler

ドップラー効果だけでなく周波数、速度、音源からの距離をピンポイントの正確さでコントロール。

Ultimate
Essential
Doubler
Doubler

優れた「ダブルトラッキング」エフェクトをお望みのミュージシャンやオーディオエンジニアに、Doublerをお送りしましょう。Doublerは新しいサウンドを創り出すディレイおよびピッチモジュレーションです。他のディレ

Products
Promotion
Solution
Contents
Support
Company
Instagram YouTube