
【MI FESTIVAL】現代のミックスアプローチローエンドトリートメント
2020年11月、私たちメディア・インテグレーションは過去にない規模で生配信セミナーを実施いたしました。総計23プログラム、2日間に渡って開催されたこの生配信イベントには延べ5000人もの方にリアルタイムでご視聴いただきました。
現代のミックスにおいてローエンドの処理は非常に重要かつ、難題とも言えるでしょう。低域の「厚さ」や「広がり」や「奥行き」をコントロールすることで、楽曲にさらなる彩りが加えられます。若手人気エンジニアの土岐彩香氏を招き、低域トリートメントのTipsやテクニックについてお送りする貴重なセミナー。ヘッドフォン必須でご確認ください。
2020.01.01
このセミナーのみどころ
今回のセミナーではキックとベースをどのように処理をしていくのかを2曲を通じて解説。 「腰高のベースサウンド」を「安定したベースサウンド」にするための方法や、ローが広がっているベースとキックの共存を考えたミックスに付いて説明いたします。
キックとベースが同時に鳴るフレーズ
4分27秒から、腰高のベースサウンドを安定したベースサウンドにするための方法、そして調整をする中で出てくる問題の解消方法を説明。最後のWaves Centerを掛けたところの音色の違いを体験してみてください。
ローが広がっているベースとキックの共存
20分50秒からは、皆さんも楽曲を聞いてどのようなミックスにするのがいいのかぜひ考えながら観ていただければと思います。土岐氏が考える楽曲全体のバランスのとり方に注目。キックのノリ、ベースのノリを調整をすることで、一つのグルーブ感を出していきます。特にキックとベースのうねりがあり聞きづらいところをWaves MV2を使って調節するところは必見です。
土岐氏が考えるヘッドフォンの選び方
オンラインでミックスチェックすることが増えていることで、ヘッドフォンは非常に重要な機材。土岐氏が一番大事にしているポイントは現代のミックスの上でもぜひ参考にしていただきたいと思います。
セオリーに囚われない土岐氏のミックス技法は目から鱗の話しです。
一見様々な方法でミックスを行っているように見えますが、共通して曲をしっかり聞き込み、全体のバランスをみることを常に意識していました。
ぜひ皆さんのミックスのヒントになれば幸いです。
人気記事

Wavesプラグイン247製品一覧|目的別に素早く探せる
プロの音楽制作現場に欠かせないWavesプラグインは、EQ、コンプレッサー、リバーブ、ボーカル処理、マスタリング用ツールなど、幅広いジャンルのエフェクトが大量にラインナップされています。本ページではWavesの24

ミックスで「コンプのかけ過ぎ」を避ける7つのコツ
ミックスする時に、コンプレッションをかけすぎたり不足したりはしていないでしょうか?全てのコンプレッションに目的を持っていますか?かけすぎで躍動感が失われたり、逆にルーズすぎてかかりが弱かったりというこ

コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ

やり過ぎ注意!いいミックスに仕上げる11個のポイント
ミキシングの休憩から戻ってきて、曲の方向性が間違っていることに気付いたことはありませんか? さっきまではいい感じのトラックだったのに、今聴くとなんだかイマイチに感じる。 プラグインの使いすぎは、ミキシン

アンプシミュレータでよりリアルな音を作るテクニック
ギターのレコーディングでは、実際のアンプを使った録音と、アンプシミュレータを使ったプラグインでの方法があります。ここでは、アンプシミュレータで完璧なサウンドのギターパートをレコーディングするための重要

ボーカルの「こもり」を解決する3つの方法
ボーカルミックスにおいて、課題になることが多い「こもり」。このボーカルの「こもり」は 250〜900Hzの間に余分なエネルギーや共振の発生によって引き起こされます。この周波数帯には、ボーカルの「芯」となる要素
人気製品

Clarity Vx
Clarity Vxは、ボーカルをバックグラウンドノイズから取り除き、あらゆるミックス、プロダクション、ポッドキャスト、ビデオ用にサウンドを整える最高品質かつ最速の方法です。Waves Neural Networks®が搭載されてい

Horizon
音楽の創造は1990年代にアナログからデジタルへ、ハードウェアからソフトウェアへ、2000年代にはコンピューターのパワーの上昇によりインザボックスでの制作、ミキシング、マスタリングは一般的なものになりました。

Curves Equator
Wavesは30年間にわたりEQを設計してきました。しかし、もっと正確で、もっとパワフルで、もっと効率的で、さらに楽しいEQがあったらどうでしょう?近年、スタジオのテクノロジーとワークフローのほとんどすべての面

Gold
音楽制作やミックスをより輝かせるために必要なものとは何でしょう。Power PackやSilverがあれば、作業の基礎は十分にカバーできます。しかし、それぞれのトラックの個性を引き出し、より有機的にバランスよく文字通

JJP Vocals
Jack Joseph PuigによるJJP Vocalsについてのコメント: “ボーカルをミックスする時に気を付けているのは、直感と本能だ。どのディレイをとか、EQをどうするかとか、コンプレッサーの設定とか、そんな技術的な話では

Sync Vx
音楽制作で誰もが経験する悩み「バッキングボーカルやダブルトラックをリードボーカルに完璧に揃えるための、果てしない手作業」わずかにズレたボーカルトラックが、プロフェッショナルな仕上がりとアマチュア感の分

CLA-2A
伝説的なエレクトロ・オプティカル(電気光学式)チューブコンプレッサーをモデリングしたCLA-2Aは、世界中のエンジニアのお気に入りとなった、オリジナルのスムースで周波数追従型の動作を再現しています。60年代中

Renaissance Vox
ボーカル・トラックのために、特別に最適化された比類のないパワフルなダイナミックプロセッサRenaissance Voxは、圧縮、ゲート/エクスパンション、リミティングそしてレベルマキシマイゼーションの簡単で効率的なコ