ブラス音源をよりリアルに仕上げるTips!
高価なブラス音源を買ったのに、ミックス内ではなんだか平たい音になってしまう。そんな悩みを解決するMixが上手くなるTipsをご紹介。
2020.01.01
スタッフHです。
少々久々になりましたが、本日はMixが上手くなるTips系の記事をひとつ。WAVESより公開された「ブラス音源をよりリアルに仕上げる」テクニック系のムービー記事です。
このムービー、前半はプラグインの解説ではなく、MIDIノートをどうエディットするかの解説に当てられているなど、WAVESとは直接関係のない部分からスタートします(これが面白かったので、ピックアップしました)。
ビデオ冒頭にて
高価なブラス音源を買ったのに、ミックス内に入ったときになんだか音が平たくなってしまう。そんな悩みを解決。
的なところからスタートします。まずはビデオのご紹介から。
雑誌やウェブレビューなどでプラグインの評価を語るときに、こんな言葉をたまに目にします。
- インサートしただけで音にリアル感が増す
- わずかにハイをあげただけで空気感が出る
- 実機に近いアナログ感
しかし、おそらく一級のレビュワーの方の多くが「インサートしただけ」ということはほぼなく、それ以前のMIDIノート(や、ベロシティなどの)エディットを緻密に行った後の感想なのだろうと思います(一級の方ほど、これらを無意識に行っていらっしゃるのだろうな、という意味です)。
本ムービーは、まず楽器の呼吸感のようなMIDIエディットから解説がスタート。確かにそうだと改めさせられる部分からの紹介です。
ビデオ後半は、こうして仕上がったブラス音源のサウンドを、よりミックスで際立てるためのプラグインの使い方Tips。WAVESのNLSやビンテージNEVEをモデリングしたScheps 73を使用しながら、「ごくわずかな歪み感がミックスにもたらす」効果を解説しています。
いずれもWAVESの高いモデリング技術によって再現されたプラグインたちですが、これらのプラグインをお持ちでなくとも「どう変化するか」を耳で感じ取ることで、他社プラグインをお使いの場合でも参考になるかと思います(もちろん、ここで使われたWAVESプラグインなら、より確かな効果を約束いたします)。
プログラミングのテクニックと音作りのテクニック。それぞれに磨きをかけて「心地いいサウンド」作りにお役立てください。
プロモーション
人気記事
リズム隊のミックスTips! – Vol.8 トラックダウン編
おかげさまで好評連載中の「リズム隊のミックスTips」。ここまでドラム、ベース、ギターと各楽器を処理する手順をご紹介して参りましたが、今回はいよいよファイナルとなる「ミックスダウン編」です。
ベースサウンドは千差万別
スタッフHです。私は仕事柄、さまざまなクリエーターの方やエンジニアさんとお会いしてお話を伺うことがあるのですが、それぞれの方のセッションファイルを拝見させていただく際に必ずチェックしているのが、ベース
プロエンジニアをあなたのDAWに - Curves AQ Review by JUVENILE
音楽プロデューサー、ビートメイカーのJUVENILEです。Wavesのプラグインは僕がDTMを始めたときからずっと使っている仕事に欠かせない道具なのですが、今日は新製品であるCurves AQについてのレビューをさせて頂きた
客観的なイコライジングを元に「正解の音」に近づける 〜新世代イコライザー Curves AQ 〜
イコライジングで難しいのは「どこまでいじれば正解なのか」がわからないこと。自分の耳を信じるのは大事だけれど、仕上がりに自信が持てず、客観的な基準が欲しいと感じる瞬間は誰にでもあるはず。そんな悩みを解決
立ち過ぎたスネアやキックの調整に意外な効果! [RDeEsser] - Waves Genius
見やすく過不足のない10年使えるEQ - Waves Genius
人気製品
Abbey Road Reverb Plates
1950年代に生まれたプレートリバーブは、現在まであらゆる音楽レコーディングに欠かせない要素であり続けています。60〜70年代、ビートルズやピンク・フロイドを始めとする先駆的バンドに頻繁に使用されたのがアビー
Abbey Road TG Mastering Chain
70年代以降、Abbey Road Studiosにおけるすべてのマスタリングを支えてきたEMI TG12410 Transfer Consoleを、モジュラー方式のマスタリング・チェイン・プラグインとしてモデリングで再現。Abbey Road TG Mastering
API 2500
API 2500はAPIパンチ感とAPI独自のトーンを得られる、ダイナミクス・プロセスツールです。デュアルチャンネル・デザインにより、API 2500は1つのコンプレッサー設定で2つの独立したモノ・チャンネルとして動作させる
Renaissance DeEsser
過度な“ess” や“shh”音もしくはシビランス(歯摩音)のような優れたボーカルトラックすらも無駄にしません。最先端のシビランス処理プロセッサRenaissance DeEsserは、不要な高い周波数を減少させ、ソースのインテグ
Scheps 73
Waves Scheps 73は、世界的なミキシング・エンジニア、アンドリュー・シェップス(アデル、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、 ブラック・サバス、 ラナ・デル・レイ、メタリカ、ジェイZ)と共同開発された、クラシ
C6 Multiband Compressor
何年にもわたり、Waves C4は世界中のスタジオエンジニアのお気に入りプラグインでした。今や、ライブサウンドの現場においても必須となっています。
Butch Vig Vocals
ニルバーナ、スマッシング・パンプキンズ、フー・ファイターズ、グリーン・ディ、そして彼自身のバンド、ガービッジ。近年のロックの潮流に影響を与えた数々のアルバムをプロデュースしてきたButch Vigは、ロックの
CLA Effects
Waves Artist Signature Seriesは、世界のトッププロデューサー、エンジニアとのコラボレーションにより生まれた目的別プロセッサーシリーズです。全てのSignatureシリーズプラグインは、アーティストの個性的なサウ