
はじめてのミックス:1分で解説:ベースをもっと太くしたい #1(DAWミックスを学ぶ)
エレクトリックベース、シンセベース、アコースティックベース。ベースは楽曲の要で、ミックスの中でも重要な役割を持つ楽器といえます。
2023.03.01
ベースが弱い、細い、存在感がないと思ったときでも、むやみにベースの音量レベルを上げてはいけません。EQでシンプルにローを上げるのはもっとNG。低域は高域をマスキングしてしまうため、すぐにミックスが破綻してしまいます。それでもベースの存在感を上げたいと思ったら、Renaissance Bass(RBass)を使いましょう。

RBassをベーストラックにインサートすると、すぐに低域が盛り上がったように聞こえると思います。ほとんどの場合、真ん中の大きなスライダーは起動時では少々大きすぎると感じることでしょう。よって、適度にこのスライダーを下げていきます。かなり下げても効果を感じられると思いますが、これがRBassのパワーです。
これと同時に、下のFreqスライダーで基音となる周波数の設定をしますが、まずは40〜160の間で設定し、一番気持ち良く聞こえるポイントにするだけでOK。ほとんどの場合、80〜160でベストポイントが見つかるはずです。
RBassは一般的なEQとは異なり、音響心理学を用いて「ベースの存在感」だけを強調するプラグイン。曲の中で高域を潰してしまうことも少ないツール。ベースが細いと思ったら、まずはRBassを使ってみましょう。
Hint
RBassをインサートすると低域が盛り上がり、まるで質のいいEQで低域を上げたかのように感じるでしょう。実は、RBassは低域をEQで持ち上げているのではなく、低域の倍音を調整して「ベースの存在感だけ」をアップさせているツール。安心してベースを「太く」してください。
製品情報はこちら

Waves Creative Access購入はこちら
220種を超えるWavesプラグインを常に最新の状態で使用し、トップクリエイターや世界中のユーザーとAIプリセットを共有できるStudioVerseを使用できるWavesの新しいプラグインのサブスクリプション・プランです。Wavesの全プラグインを使用できるWaves Ultimate、110種のプラグインを使用できるWaves Essentialの2つのラインナップで、1ヶ月から1年まで使用したい期間に併せたプランからご利用いただけます。

StudioVerse
「知識の壁」を破る革新的なAIサーチ機能を搭載したプラグインチェイン・プリセットコミュニティ

Renaissance Bass
どんな種類のトラックに対しても本格的な重低音を…。Wavesが開発したMaxxBassテクノロジは、特定のハーモニクス(倍音)を付加することによってサウンドに含まれるベース成分を際立たせ、さらにはスピーカーの周波数
人気記事

Noga Erezの音響チームが、Pinkの「Summer Carnival」公演を含むツアー用に、Waves eMotion LV1 Classicコンソールを選択
フロント・オブ・ハウス(FOH)エンジニアのアヴィシャイ・リダニが、エレクトロポップのシンガーソングライター、Noga Erez’sがオープニングアクトとして参加したPinkのコンサート(オクラホマ州タルサおよびバージ

超シンプルかつ、即戦力の OneKnob Series
- The Art of Waves: Sonic Perfection
作・編曲家、音楽プロデューサーの田中隼人です。前回の記事から少し間が空いてしまったのですが、今回はわたくしが日々の音楽制作の中で重宝しているWAVESのプラグインの一つ、OneKnob Seriesを紹介させていただき

コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ

ラウドネスメーターを使いこなそう!
オーディオ信号の測定は、トラックメイク、ミキシング、マスタリングにおいて最も重要な部分と言っても過言ではありません。オーディオ・メーターの疑問を解き明かし、どのメーターをいつ、どのように使うべきかを知

ミックスで「コンプのかけ過ぎ」を避ける7つのコツ
ミックスする時に、コンプレッションをかけすぎたり不足したりはしていないでしょうか?全てのコンプレッションに目的を持っていますか?かけすぎで躍動感が失われたり、逆にルーズすぎてかかりが弱かったりというこ

StudioRackがOBS Studio(Windows)に対応
ストリーミング配信・録画ソフトウェアOBS Studio(Windows)にStudioRackが対応し、配信時にWavesプラグインを使用することが可能になりました。これにより配信時にノイズ除去(Clarity)や音量管理(Vocal Rider)
人気製品

Gold
音楽制作やミックスをより輝かせるために必要なものとは何でしょう。Power PackやSilverがあれば、作業の基礎は十分にカバーできます。しかし、それぞれのトラックの個性を引き出し、より有機的にバランスよく文字通

Horizon
音楽の創造は1990年代にアナログからデジタルへ、ハードウェアからソフトウェアへ、2000年代にはコンピューターのパワーの上昇によりインザボックスでの制作、ミキシング、マスタリングは一般的なものになりました。

Clarity Vx
Clarity Vxは、ボーカルをバックグラウンドノイズから取り除き、あらゆるミックス、プロダクション、ポッドキャスト、ビデオ用にサウンドを整える最高品質かつ最速の方法です。Waves Neural Networks®が搭載されてい

Platinum
モチベーションも高く制作を進め、ミックスも基本のプロセッシングからキャラクターを生かしバランスを取った作業ができた。数曲をトラックダウンして、作品として発表するところまでもう少しという段階。ここまでく

VU Meter
VU Meterにより、DAWでのミックスに、業界の定番となっているメータリング・メソッドを導入することが可能になります。VU Meterを使用することで、より最適なレベル、十分なヘッドルーム、そしてクリアなミックスを

StudioRack
最大8個のプラグインを組み合わせたオリジナルのチャンネルストリップを作成可能なプラグイン。その他にも周波数帯ごとにプラグインをインサート可能なマルチバンドスプリット、モノ・ステレオ・M/Sでパラレル・プロ

Diamond
インスピレーション、閃いたアイデアをトラックへと作り上げ、数々のツールを使ってミックスし、磨き上げ、最高の状態でトラックダウンする。Diamondは、Platinumバンドルのプラグインをすべて収録し、さらに原石と

Clarity Vx DeReverb
AIを使って、どんな部屋でも、どんなボーカルでも使えるようにしましょう。Clarity Vx DeReverbがその作業を代行し、プロフェッショナルなサウンドのボーカルとダイアログのレコーディングを瞬時に、最高の忠実度で