
Cobalt Saphira
ハーモニクス(倍音)の完全コントロール
Cobalt Saphiraは、Wavesの革新的な製品であるCobaltライン初のプラグインです。アナログ機器の持つ濃厚なハーモニクス=倍音の歪みを生成し、トラックに音楽的な奥行きと"つながり"を加えることのできる、先進的なハーモニック・シェイピング・ツールです。
Saphiraは、かつて無いほどのレベルで、倍音の持つ様々な要素を緻密にコントロールすることができます。
偶数倍音(Edge)と奇数倍音(Warmth)を独立して調整
EQ: 4バンドEQによりそれぞれの倍音の周波数成分を個別にブースト/カット可能
Harmonics Mode: グラフィカルに表示される7つの異なる倍音構成を選択可能
Tape: 5つのテープスピードでワウ/フラッター・モジュレーションによる音楽的な奥行きを追加
サブスクリプション版
使用する期間ごとにライセンス契約を行うプラン。Essentialは110種、Ultimateは220種超のプラグインを常に最新の状態でご利用いただけます。
Ultimate 220 over PluginsSoundGrid・AAX Native・Audiosuite・Audio Units・VST3
How It Works
Cobalt SaphiraCobalt Saphiraのサウンドと使い方を1分の動画でご紹介。
特徴
- アナログ機器のハーモニクス=倍音歪みをデジタルコントロールで完全に制御
- Edge/Warmthコントローラにより、真空管やFET、トランスから得られるような質感の高い偶数/奇数倍音の生成、バランス調整が可能
- 4バンドEQで偶数(Edge)/奇数(Warmth)の各倍音ごとに周波数成分をコントロール
- 7つの異なるハーモニックモードで様々なキャラクターの倍音構成を選択可能
- 5つのテープスピードとデプス調整
- サウンドに一体感をもたらす、サブグループ・バスやマスターに最適なプロセッサー
動画
トラックに一体感を生み出す、新たな手法
コンプレッサーによる効果の一つに、トラック同士の"一体感を得る"というものがあります。良質なコンプが生み出すこの"つながり"の多くは、付加された倍音によるものです。Cobalt Saphiraは、コンプレッションすることなく、倍音のみを直接コントロールすることができます。トラック同士の一体感を高め、音楽的でまとまりのあるミックスを作りだすために大いに役立つことでしょう。 ハイクオリティな奥行きを トラックのバランスを取り、明瞭さを作ることはミックスの基本です。さらに奥行きを作りだすことが、プロフェッショナルの仕事と言えるかもしれません。Cobalt Saphiraは誰しもが求めるクオリティの高い奥行きをミックスにもたらします。
偶数倍音(エッジ感)と奇数倍音(温かさ)を独立してコントロール、7種類の異なる倍音構成を選択可能なHarmonic Mode、5種類のテープスピードによりワウ/フラッター・モジュレーションを追加して音楽的な奥行きを追加。コンプやEQでは到達できない音作りが可能になります。
ハーモニクス(倍音)のおはなし
音を奏でる楽器は、通常きれいな正弦波を出してはいません。例えばギターのA弦は110Hzの純粋な周波数を発しているわけではありません。弦の不均一な振動やボディの共鳴により、ハーモニクス(倍音)と呼ばれる別の周波数の共鳴が発生します。このような現象がギターの豊かな響きをもたらすのです。
電気回路もまた同様に、不完全で非対称な構成要素によって通過する信号に高調波を付加します。この不完全さが生み出す高調波こそが、豊かさや深さを感じさせるのです。
ハーモニクスには基本周波数からの倍率によって2種類に分類されます。例えば基本周波数が1kHzの正弦波であれば、2kHzは偶数倍音、3kHzは奇数倍音となります。ハーモニクスの構造は、属性によって決まります。
・振幅:ハーモニクスはレベルに非常に大きく依存する性質があります。一般的に、信号が大きければ大きいほどより多くのハーモニクスが発生します。
・偶数倍音と奇数倍音それぞれのハーモニクスの関係性
・個々のハーモニクス同士による相互関係
Cobalt Saphiraには様々なハーモニクス構造のプリセットを用意しています。さらにSendとReturnのスライダーを使ってより自分好みの構成を作ることも可能です。Sendスライダーはコンプレッサーに入るオーディオ信号のようなイメージ。Returnは偶数/奇数倍音をどれくらい付加するかをコントロール。ハーモニクスを加えると、音のトーンが微妙に変化します。この効果と操作方法を理解すれば、音作りのためのまったく新しいオプションを手に入れたと同じと言えます。
Waves V16製品 動作環境
Mac 対応DAWソフトウェア
- Pro Tools 2024.10, 2025.6 (AAX Native, Audiosuite)
- Logic Pro 11.2 (Audio Units)
- Digital Performer 11 (Audio Units)
- Ableton Live 12 (VST3)
- Nuendo 14 (VST3)
- Cubase 14 (VST3)
- Main Stage 3 (Audio Units)
- Garage Band 10.4 (Audio Units)
- Audition 25 (VST3)
- Premiere Pro 25 (VST3)
- Studio One Professional 7 (VST3)
- FL Studio 24 (VST3)
- REAPER 7 (VST3)
- Reason 13 (VST3)
- Maschine 3 (VST3)
- Komplete Kontrol 3 (VST3)
- Bitwig Studio 5 (VST3)
- Luna 1.9 (Audio Units)
- OBS Studio 31 (*Intelのみ, StudioVerse経由, ステレオのみ)
- Davinci Resolve 20 (VST3)
Windows 対応DAWソフトウェア
- Pro Tools 2024, 2025.6 (AAX Native, Audiosuite)
- Ableton Live 12 (VST3)
- Nuendo 14 (VST3)
- Cubase 14 (VST3)
- Audition 25 (VST3)
- Premiere Pro 25 (VST3)
- Studio One Professional 7(VST3)
- FL Studio 24 (VST3)
- REAPER 7 (VST3)
- Reason 13 (VST3)
- Maschine 3 (VST3)
- Komplete Kontrol 3 ( VST3)
- Bitwig Studio 5 (VST3)
- Luna 1.9 (VST3)
- Cakewalk Sonar 2024.11 (VST3)
- Samplitude Pro X8(VST3)
- Sequoia 17 (VST3)
- Pyramix 14 (VST3)
- OBS Studio 31 (*StudioVerse経由, ステレオのみ)
- Davinci Resolve 20 (VST3)
Mac
- CPU:Intel または Apple Silicon
- メモリ: 16 GB以上、30 GB 以上の空きシステムドライブ
- OS:Ventura 13、Sonoma 14、Sequoia 15、Tahoe 26
- Apple Siliconモデルの対応状況についてはこちらをご参照ください
- ディスプレイ解像度: 1920x1080を推奨 (Mac環境ではUSBディスプレイはサポートされません)
Windows
- CPU: X64 互換 Intel または AMD CPU (*Windows: AMD CPUはRyzen 3000 Gen2 (Zen2) 以降のプロセッサがサポートされます)
- メモリ: 16 GB RAM、30 GB 以上の空きシステムドライブ
- OS: Windows 10 64 bit、Windows 11
- ディスプレイ解像度: 1920x1080を推奨
- その他の動作環境はメディア・インテグレーションのサポートサイトをご覧ください。
ご注意
上記動作環境はWaves製品全般に関する内容であり、製品により対応状況が異なる場合があります。対応ホストアプリケーション、および個別プラグインの特記事項を合わせてご確認ください。
ご購入前にご利用環境における動作確認などをデモバージョンにてお試しいただく事をお勧めいたします。7日間のデモ期間中は製品の機能に制限なくご利用いただけます。ご利用方法はこちらのページをご参照ください。
人気記事

Waves LV1 Classic & LV1 software Mixer 80 Channel Upgrade
Waves eMotion LV1 Classic & eMotion LV1 software Mixerに、待望の80チャンネル拡張オプションが登場します。

My favorite waves 〜Maozon〜
自分にとって初めてのWaves製品はHorizonです。中学生の時に作曲をはじめてもうかれこれ17年ほどになるのですが、当時はMercuryが100万円する時代で “Waves = 初心者には手が出せないプロが使うプラグイン・ブラン

Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips
Waves Curves AQとCurves Equatorが、あなたのミックスのアプローチをどう変えるかをご紹介します。トーンの問題を解決し、音色や存在感を引き出し、これまで以上にスマートかつスピーディにプロフェッショナルな仕

L4 Ultramaximizer 試聴レビュー 〜音量を稼ぎながら、音楽的に仕上げる時代へ〜
昨今の音楽制作では過度なマルチバンド処理よりも、音像の自然さを損なわない透明感のあるシングルバンド・リミッターが重視される傾向があります。Waves「Lシリーズ」待望の最新作、L4 Ultramaximizer はその流れを

コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ

マスタリングEQのタメになるTips10選
WAVESウェブサイトに投稿されていた記事の中から、マスタリングのコツを取り扱ったものを日本語化しました。先日の「マスタリングにおけるリミッティング。6つのTips」と合わせて、魔法のようなマスタリングを実現す
関連製品

L4 Ultramaximizer
1990〜2000年代、L1やL2は音圧を稼ぐプラグインの代名詞でした。Red Hot Chili Peppers、Metallica、Timbalandなど、数え切れない名盤に使われ、そのサウンドは世界を席巻しました。しかし今、音楽は単なる音圧では

JJP Vocals
Jack Joseph PuigによるJJP Vocalsについてのコメント: “ボーカルをミックスする時に気を付けているのは、直感と本能だ。どのディレイをとか、EQをどうするかとか、コンプレッサーの設定とか、そんな技術的な話では

Vocal Rider
ボーカルトラックのレベルをリアルタイムに調整する「手コンプ」を自動で行うプラグイン Vocal Riderは、ボーカル・レベル・オートメーションに革命を起こします。用途も、使い方も、他のWavesプラグイン同様、非常

Renaissance Vox
ボーカル・トラックのために、特別に最適化された比類のないパワフルなダイナミックプロセッサRenaissance Voxは、圧縮、ゲート/エクスパンション、リミティングそしてレベルマキシマイゼーションの簡単で効率的なコ

CLA-2A
伝説的なエレクトロ・オプティカル(電気光学式)チューブコンプレッサーをモデリングしたCLA-2Aは、世界中のエンジニアのお気に入りとなった、オリジナルのスムースで周波数追従型の動作を再現しています。60年代中

F6 Floating-Band Dynamic EQ
F6 Floating-Band Dynamic EQは、フル・パラメトリック仕様の6つのフローティング・フィルター・バンドそれぞれにEQ/コンプレッション/エキスパンダーを統合した先進のダイナミックEQコントローラを備え、精密手術の

IDX Intelligent Dynamics
IDX Intelligent Dynamicsは、トラックのエネルギーを最適化し、パンチとフォーカスを強めることが可能です。平坦で退屈なミックスにノブ1つで活力を与えます。

SSL E-Channel
SSL E-Channel 伝説のエンジニア、ジョージ・マーティンを迎え1983年に開発されたSSL 4000Eコンソールに搭載されたチャンネルストリップを再現。ハイパス/ローパスフィルター、4バンド・パラメトリックEQを備えるEQ
Waves Update Plan
WAVES製品を新しく購入・アップグレードすると、1年間の「WAVESアップデートプラン」が無償で付帯します。WAVESアップデートプランの有効期間中は最新バージョンのダウンロードや追加プラグインの提供など、様々な特典が提供されます。
- 最新バージョンの利用:新しいOS・ソフトウェアに対応したバージョンが提供されます
- 追加プラグイン:バンドルに新しくプラグインが追加された場合、無料でライセンスが付与されます
- 2つ目のライセンス:2台目のパソコンやハードウェアにインストールできるライセンスが付与されます
WAVESアップデートプランの有効期限が切れた場合でも、所有している製品は引き続きご使用いただけます。 WAVESアップデートプランはいつでも更新が可能です。有効期限が切れた後でも、必要になったタイミングで更新いただけます。