トップエンジニアに弟子入り!飛澤正人のWAVESプラグイン実践テクニック 4(ドラムトータル編)
日本を代表するエンジニアの一人、飛澤正人さんをゲスト講師にお迎えし、飛澤さんの本拠地スタジオ、PENTANGLE STUDIOからお届けする「WAVESプラグイン実践テクニック」
今回はこれまでご紹介してきたキック、スネア、ハイハット、タム、トップマイクを集めた、ドラムトータル(ドラムバス)編です。こちらをご覧になる前に、一度過去の動画記事を見直すこともお忘れなく!
2020.01.01
スタッフHです。
ラストの動画もボリューム満点、15分弱の時間で解説いただきました。プラグインのオンとオフ、その解説だけにフォーカスすればもっと短くできたかもしれませんが、本記事のテーマは「弟子入り」にあったので、飛澤さんが音を判断される過程や微調整などのフローもご紹介したかったためです。時間をかけ、多くのものを吸収しましょう!
キック、スネア、ハイハット、タム、トップをまとめたバスに使用されているプラグインは3種。
アビー・ロードスタジオが製作、世界に1台のREDDコンソールを細部までモデリングしたREDD.17。
同じくアビー・ロード所有・監修によるパッシブイコライザー、RS56。
そして世界一忙しいエンジニア、ジャック・ジョセフ・プイグが所有する最高メンテナンスされたFairchild 670をデッドコピーレベルでプラグイン化したPuigchild 670(PuigChild Compressor)です。
それぞれ「何を目的に」「どういう効果を狙って」かけられているのか、参考にしましょう。
中盤からは「トータルを処理していく上で気になった、ここのパーツの調整」に戻ります。トップエンジアの「大胆な」処理や音作りはもちろん参考になりますが、もっと大事なのはこの「微調整」のほうでしょう。ここはしっかりと時間をかけ、できれば大きな画面でもチェックしていただきたい項目です。
後半には、ドラムだけではなく全体(ベース、ギター、シンセ等)が混ざった状態も解説いただいています。ベースとキックドラムの混ざり方、ドラムのラウド感をどう演出しているか。後半につれ飛澤さんからの言葉は少なくなりますが、こここそが最も時間をかけて「感じて・盗んで」いただきたいパートと言えるでしょう。
シーズン1となるロックドラム編は今回で終了。次回はみなさまから寄せられた新しいお題について解説。すでに数多くの応募をいただいておりますので、この中から複数のお悩みを解決できるような課題を見つけたいと思っております。
飛澤正人氏によるWAVESプラグイン実践テクニック、シーズン2もお楽しみに!
人気記事
リスニングスキルを向上させる7つのヒント
プロダクション、ミキシング、マスタリングのセッションでは、正確なリスニングスキルがアマチュアとプロの差と言っても過言ではありません。音楽理論、プラグイン、ハードウェアを超えて、音楽制作には鋭く正確なリ
リズム隊のミックスTips! – Vol 3.1 番外ハイハット編
おかげさまで好評を頂いている「リズム隊のミックスTips」。イントロダクション、キック、スネアとここまで来ましたので、本日はハイハット編。番外編なので、Vol.4ではなく「Vol-3.1」としています。
クリエイティブなエフェクトって?
スタッフHです。少し前、とあるエンジニアさんにインタビュー用でスタジオを訪問させていただいた時に、大変興味深いお話を聞かせていただくことができました。
ボーカルが何だか物足りない!と思ったらCLA Effectsを立ち上げよう
EQやコンプでボーカルを聴きやすく整えたのに、何だか物足りない…。曲の世界観に合わせたボーカルにしたいのに、思ったような決め手が見つからない。そんな経験はありませんか?そこで頼りになるのが、グラミー賞エ
Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips
Waves Curves AQとCurves Equatorが、あなたのミックスのアプローチをどう変えるかをご紹介します。トーンの問題を解決し、音色や存在感を引き出し、これまで以上にスマートかつスピーディにプロフェッショナルな仕
ゲームミュージック制作に理想的な環境、DiGiGrid IOS | スピンソルファ牧野忠義
USB、PCI、Thunderbolt…コンピュータとオーディオインターフェイスを接続する方式は様々あるが、次世代のスタンダードはイーサネットポートを使用したネットワークオーディオであると言われている。かつては商用のス
人気製品
Abbey Road Studio 3
数え切れないほどの傑作と伝説を生み出してきた英国アビーロード・スタジオの『Studio 3』 コントロール・ルーム。Waves Abbey Road Studio 3は、Studio 3の音響環境そのものをヘッドフォンに再現するプラグインです
Bass Slapper
かつてないほどのディテールとリアリスティックなサウンドを持つスラップ・ベース・プラグインが誕生しました。熟練プレイヤーのようなニュアンスとアーティキュレーション、そのすべてを生み出すことができます。ス
Flow Motion FM Synth
沈み込むようなベースから、叫ぶような鋭いリード、豊潤なパッドやめくるめくエフェクトを生み出すハイブリッドFMシンセの登場です。直感的なグラフィカル・インターフェイス、革新的な16ステップ・スナップショット
Submarine
WavesのOrganic ReSynthesisテクノロジーによる、Submarineの2機のサブハーモニック・ジェネレーターは、大きなサウンドシステムにおいても非常にバランスの取れた超低域を生み出します。 超低域は現代的な音楽制作
CLA Classic Compressors
名匠と称えられるエンジニアは、誰しもが自分の目指すサウンドのための武器を用意しています。EQ、コンプレッサー、リバーブ、ディレイ、コンソール、そしてそのコンビネーション、シグナルチェーンとネットワーク。
OneKnob Series
ノブ一つ回せば、ボタン一つ押せば、どんなトラックもそれだけで最高のサウンドに仕上げてくれる。まるでSFに出てくる未来の道具。それはミュージシャンやプロデューサーだけでなく、エンジニアにとっても夢のような
Silver
ミックスを進めていて、あと一歩でサウンドが仕上がるのに、、、という場面は誰もが経験したことがあるでしょう。EQ、コンプ、リバーブもいいバランスで整っているけれど、もう一つ何かが足らない。プロフェッショナ
Video Sound Suite
ノンリニアのクリエイターなら誰もが、第一印象が作品の印象に大きく影響する事を知っています。全フレームに集中しているプロデューサーやクライアントと共に、ラフカットであっても彼らを納得させなければいけませ