これさえあればボーカルは完璧、なツールボックス「Vocal Production」
ボーカル処理は多くの方の悩みのタネ
WAVESは現在220種以上のプラグインを取り揃えていますが、その中で最も人気があるのはボーカル処理に関わるツール。お問い合わせでも「ボーカル処理に使いたいのですが、オススメはどれですか?」といったご質問も多く寄せられます。 ボーカルに必要な処理はたくさんあります。邪魔な音を消す、ピッチを修正する、いらない帯域を削る/欲しい帯域を加える、音量のばらつきを抑える、トラックに埋もれない/出過ぎないようにする。この辺まではベーシックな処理。 これに加えて、クリエイティブな加工も近年ではメジャーなボーカル処理の1つでしょう。ボコーダーのような声を合成したり、ダブルにしたり。近年はボーカルのクリエイティブな加工も、楽曲の魅力の1つとなっているケースが多いですね。2022.03.18
もう、ボーカル処理に悩まなくていい
WAVESがリリースしているVocal Production。これにはWAVES厳選の「ボーカル処理」に特化したプラグインが15種、収録されています(中にはボーカル以外にも超使えるプラグインもありますが、この記事ではボーカルの側面からお伝えいたします)
このVocal Productionさえあれば、しばらくはボーカルの処理に悩み・迷いはなくなることでしょう。
邪魔な音を取りたい
ボーカルのレコーディング時にどうしても入ってしまうのが、ブレス(息継ぎ)と歯擦音(サシスセソ)のピーク。Vocal Productionには3つの対策ツールが入っています。
DeBreath
DeBreathはその名の通り、ボーカリストの息継ぎの「フッ」とか「スッ」という音だけを抑える・または消し去ることができます。操作もほぼ1フェーダーだけ。波形を見ながら手動でも同様の作業はできますが、これがあれば約10秒でブレスの音は思いのままです。
Sibilance
歯擦音(主に、さしすせそ、で発生)する音は、マイクに乗ったときにやけにうるさく聞こえてしまうので、通常はディエッサーというツールを使って抑えます。Sibilanceは一歩進んだ歯擦音抑えツール。入力された波形を見ながらグラフィカルに歯擦音を抑えることができます。
Renaissance DeEsser
上のSibilanceの他に、一般的なディエッサーも収録しています。リリースから20年以上の月日が経つこのディエッサー、おそらく今もなお"世界中で最も稼働しているディエッサー"と言っていいでしょう。Sibilanceに比べて少しヴィンテージボックスを通したような質感にもファンが多いツール。
ピッチを修正、補正したい
WAVES Tune Real-Time
細かい設定とか一音一音の調整なんかしたくない。ざっくり曲のキーに合わせてピッチ補正してくれればいい。そんな時はTune Real-Timeです。ほとんどピッチがずれていないテイクなら、インサートするだけでもう「いい感じ」になるでしょう。曲のキーとスケールを指定してあげれば、思った感じに仕上がると思います。
Tune / Tune-LT
Tune
透明感のある自然なサウンドと柔軟性、正確なリアルタイム・ピッチ補正とフォルマント処理を可能にするボーカルプロセッサ 。フレージング、エモーション、デリバリーをすべて搭載し、素晴らしいボーカル・テイクを
Tune-LT
正確なリアルタイム・ピッチ補正と、フォルマント処理による自然なサウンドを高いレベルで両立 フレージング、エモーション、デリバリーをすべて搭載し、素晴らしいボーカル・テイクを完成できます。ボーカル・ノー
上のTune Real-Timeはグラフ編集などがないリアルタイム処理であることに対して、TuneとTune-LTは「一度ボーカルトラックを読み込ませる(インサートして一度再生するだけで自動的に読み込みます)」タイプのピッチ補正ツール。一音一音単位で編集もでき、極端に違うメロディに加工してしまうことだってできます。グラフィック編集が可能なので、「Aメロは補正弱め、Bメロはガッツリ補正、サビはロボットのようなケロケロ加工」みたいなこともOK。
WAVESのピッチ補正ツールは、音程を変えたときに声質が変わってしまうことを極限まで抑えた、高音質型のピッチ補正ツールです。
レベルのばらつきを抑えたい
R VOX / Renaissance Channel
Renaissance Vox
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レベルのばらつきを抑えて聞きやすく処理するには、コンプレッサーです。 ボーカルは最も繊細な「楽器」だからこそ、本来は超精密にいくつものパラメーターを設定してあげないと破綻してしまうものですが、R VOXで触るパラメーターは(ほぼ)たったの1スライダーだけ。下げれば下げるほどばらつきが抑えられ、ボーカルがグンと前に出てきます(背後では、WAVES独自のアルゴリズムでボーカルに適したコンプを自動設定でかけてくれています)
Renaissance Channelは、そんなR VOXとEQほか複数のツールが1プラグインとなったツール。ヴィンテージトーンで定評のあるEQとR VOXを組み合わせて音作りしたいときに便利なプラグインです。とても定番のチャンネルストリップ(EQ/コンプまとめプラグイン)なので、長い相棒となってくれることでしょう。
Renaissance AXX
これ、もともとはギター用のコンプとして登場したプラグインなんです。コンセプトはR VOXと一緒で「ほぼ1スライダーでギターがいい感じに整う」というものなのですが、どうやらあるエンジニアが「リズムの速い曲、ラップとかアタックを強調したい曲にAXXを使ったらすげーいい!」ということで、Vocal Productionに入ることとなりました(機材の世界には、ときおりこう言った開発者の意図と違う形で評価されるものが登場します)
Vocal Rider
WAVESの中で長年にわたりヒットプラグインとなっているのが、このVocal Rider。オケの中でボーカルが埋もれたり、出過ぎたりしないように一定のレベルに自動調整してくれるプラグイン。また、ボーカロイド系の声にも有効で、より自然な仕上がりになると評判。ボーカルトラックの最後には、必ずインサートしておきたいプラグインです。
エコーやリバーブは、プリセットが多い方がいい
True Verb
広いホールで歌っているかのような広がり感、小規模のバーで歌っているかのような密室感、オケとの馴染みのために付けたいうっすらリバーブ。どんなリバーブであっても、TrueVerbなら完璧です。もはや「デジタル・ヴィンテージ」ともいえるほど長きに渡って使われているリバーブですが、このリバーブは数千・数万にも及ぶ楽曲で使用されてきた、安定・安定のリバーブです。
Super Tap
エコー(やまびこ)をつけたいなら、SuperTapにおまかせ。最大6つの独立したディレイで、それぞれの質感や出てくる位置(左右)、出てくる順番なども細やかに設定ができます。それはさておき、プリセットも豊富なのでこの中から選ぶだけでもほとんどのジャンルに対応できることでしょう。雰囲気づくりからド派手なダンスナンバーの強烈なエコーまで。どんなものにも対応します。
ボーカルも積極的に加工したい!
Doubler
印象的なボーカルを作るために、同じボーカルを2回重ねる(ダブル)のは昔から使われてきた手法です。このDoublerは、そのダブルを1つのボーカルトラックから作り出すためのプラグイン。揺れやタイミング、左右の場所なども細かく指定できるので、自然なダブルトラックを作ることができます。特におすすめはコーラスのトラックにまとめてかけ、左右に思い切り広げること。一歩奥にいながら、楽曲を支えるコーラスを作ることができます。
Vocal Bender
近年、特に海外の曲でボーカルを加工した音がアクセントやフックになっているものが多くリリースされています。ピッチを極端に上げ/下げしてみたり、小さい子供のような声になったり。このVocal Benderは、そんな「ボーカルの加工」を最小ステップで行えるツール。「自分の声をちょっと太く」「だんだん子供っぽいボーカルにモーフィングしていく」「一定の音程に固定して、メインボーカルにうっすら混ぜてロボット風に」....とにかく声を加工したくなったら、Voval Benderがあれば大丈夫。
OVox Vocal ReSynthesis
もしも自分のボーカルがボカロみたいなロボット風に加工できたら?自分のボーカルにロボットボイスでハモリをつけたい、自分の声を自分じゃないみたいなレベルで加工したい。声を再合成(=ReSynthesis)したいなら、OVoxです。
さらにOVoxは、声の入力でシンセサイザーを奏でることも可能(多少音が外れても大丈夫、正確なピッチで鳴らしてくれます)ベース、コード、リードシンセ、パッド、リズムでさえもボーカルだけで作ることだってできるのです。
声とマイクとOVoxさえあれば、フルトラックを作ることだってできてしまうでしょう。
このようにVocal Productionには「声にまつわるあらゆる処理」をこの1パッケージだけで行うことができます。また、これらのプラグインを使った記事やセミナーなどは膨大にストックされていますので、いつでも学ぶことも可能です。
ボーカルトラックをハイクオリティに仕上げて、ご自身の曲を世界に発信しましょう!
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