検索
Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips

Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips

Waves Curves AQとCurves Equatorが、あなたのミックスのアプローチをどう変えるかをご紹介します。トーンの問題を解決し、音色や存在感を引き出し、これまで以上にスマートかつスピーディにプロフェッショナルな仕上がりを実現します。

2025.10.09

Index

Curves EquatorとCurves AQの違い

xover

2のプラグインは「スマートテクノロジー」という同じコンセプトから生まれました。どちらもトラックを聴き取り、必要な処理を判断し、サウンドの質と表現力を向上させます。しかし、何を直すのか、どう直すのかは大きく異なります。

それぞれの仕組みを理解することで、効率的に、かつ迷いなく良い結果を得られるようになります。

Curves Equator

YouTubeの字幕機能をONにして、設定 > 字幕 > 自動翻訳 > 日本語を選択してお楽しみください。

Curves Equatorは、経験豊富なミックスエンジニアのように「問題のある部分を的確に見抜き」ます。耳障りな高域、こもった中低域、不快な共鳴音を抑え、トラック本来のキャラクターは残しつつ、邪魔な要素を取り除きます。結果として、よりクリーンで焦点の合ったサウンドに。

Curves AQ

一方でAQは「センスのあるプロデューサー」のような存在です。単に問題を探すのではなく、全体の音を分析し「もっと音楽的でバランスの取れた仕上がり」へ導きます。わずか数秒で5種類のトーナルオプションを提示し、経験豊富なエンジニアが時間をかけて行うEQ作業を一瞬で実現します。

それぞれのプラグインの動作

2つは競合するものではなく、補完関係にあります。プロのエンジニアが行ってきた「修正 → 強化」というワークフローを体現するプラグインです。

Curves Equator

Curves Equatorはレゾナンス抑制専用。Learnモードで「健康な周波数分布」を学習し、それを超えた部分だけを抑制。不要な響きをピンポイントで処理。▶ 問題の修正(サージカルに整える)

Curves AQ

Curves AQは自律型のEQ。AIがトラックタイプを判別し、最適化された5種類のターゲットカーブを生成。さらにスタティックEQとダイナミックEQをブレンド可能。▶ 音の魅力を強調(音楽的に仕上げる)

5クリックで使える操作手順

Curves Equator (Learn使用時)

2

1 : トラックにインサート
2 : 問題のない箇所を選びLearn
3 : 数秒待つ
4 : Thresholdを調整
5 : Bypass比較

Curves AQ

3

1 : トラックにインサート
2 : Instrument/Mixを選択
3 : Learn → 数秒再生
4 : 提示された5つのカーブから選択
5 : Amountで処理量を調整

サイドチェイン機能の役割

Curves Equator

他のトラックを参照し、その帯域がぶつからないように自動抑制(例:ギターとボーカルの分離)。

4

Curves AQ

単なる音量ではなく「周波数の被り」を解析し、自然にダッキング。シンセベースとビートの分離などに効果的。

Curves AQのStatic EQとDynamic EQのブレンド

他のプラグインではめずらしい柔軟性により、トラックの特性に合わせた最適な処理が可能です。

5

両方を同時に動かし、スライダーで比率を調整可能

よりスマートなツールで、より良い結果を

従来のEQ作業は経験と試行錯誤が必須でした。しかし、Curves EquatorとCurves AQの登場により、その壁は大幅に下がりました。 スマート解析・アダプティブ処理・直感的なUIにより、技術的な作業はプラグインに任せ、あなたは音楽的判断に集中できます。 より意図的に、より良いサウンドを求めるなら、Curvesシリーズをぜひ試してみてください。

プロモーション

人気記事

My favorite waves 〜Maozon〜
My favorite waves 〜Maozon〜

自分にとって初めてのWaves製品はHorizonです。中学生の時に作曲をはじめてもうかれこれ17年ほどになるのですが、当時はMercuryが100万円する時代で “Waves = 初心者には手が出せないプロが使うプラグイン・ブラン

Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips
Waves Curves AQ vs Curves Equator: 2つの製品を正しく使い分けるためのTips

Waves Curves AQとCurves Equatorが、あなたのミックスのアプローチをどう変えるかをご紹介します。トーンの問題を解決し、音色や存在感を引き出し、これまで以上にスマートかつスピーディにプロフェッショナルな仕

L4 Ultramaximizer 試聴レビュー 〜音量を稼ぎながら、音楽的に仕上げる時代へ〜
L4 Ultramaximizer 試聴レビュー 〜音量を稼ぎながら、音楽的に仕上げる時代へ〜

昨今の音楽制作では過度なマルチバンド処理よりも、音像の自然さを損なわない透明感のあるシングルバンド・リミッターが重視される傾向があります。Waves「Lシリーズ」待望の最新作、L4 Ultramaximizer はその流れを

コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?

今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ

マスタリングEQのタメになるTips10選
マスタリングEQのタメになるTips10選

WAVESウェブサイトに投稿されていた記事の中から、マスタリングのコツを取り扱ったものを日本語化しました。先日の「マスタリングにおけるリミッティング。6つのTips」と合わせて、魔法のようなマスタリングを実現す

やり過ぎ注意!いいミックスに仕上げる11個のポイント
やり過ぎ注意!いいミックスに仕上げる11個のポイント

ミキシングの休憩から戻ってきて、曲の方向性が間違っていることに気付いたことはありませんか? さっきまではいい感じのトラックだったのに、今聴くとなんだかイマイチに感じる。 プラグインの使いすぎは、ミキシン

人気製品

Ultimate
L4 Ultramaximizer
L4 Ultramaximizer

1990〜2000年代、L1やL2は音圧を稼ぐプラグインの代名詞でした。Red Hot Chili Peppers、Metallica、Timbalandなど、数え切れない名盤に使われ、そのサウンドは世界を席巻しました。しかし今、音楽は単なる音圧では

Platinum
Platinum

モチベーションも高く制作を進め、ミックスも基本のプロセッシングからキャラクターを生かしバランスを取った作業ができた。数曲をトラックダウンして、作品として発表するところまでもう少しという段階。ここまでく

Horizon
Horizon

音楽の創造は1990年代にアナログからデジタルへ、ハードウェアからソフトウェアへ、2000年代にはコンピューターのパワーの上昇によりインザボックスでの制作、ミキシング、マスタリングは一般的なものになりました。

Ultimate
Essential
Clarity Vx
Clarity Vx

Clarity Vxは、ボーカルをバックグラウンドノイズから取り除き、あらゆるミックス、プロダクション、ポッドキャスト、ビデオ用にサウンドを整える最高品質かつ最速の方法です。Waves Neural Networks®が搭載されてい

Ultimate
Curves Equator
Curves Equator

Wavesは30年間にわたりEQを設計してきました。しかし、もっと正確で、もっとパワフルで、もっと効率的で、さらに楽しいEQがあったらどうでしょう?近年、スタジオのテクノロジーとワークフローのほとんどすべての面

Ultimate
InTrigger Drum Replacer
InTrigger Drum Replacer

InTrigger Drum Replacer は、Wavesが提供するインテリジェントなドラムリプレイスメント・プラグインです。単なるトリガー検出を超え、ゴーストノート・ダイナミクス・ブリードを高精度に解析し、プロフェッショナ

Ultimate
JJP Vocals
JJP Vocals

Jack Joseph PuigによるJJP Vocalsについてのコメント: “ボーカルをミックスする時に気を付けているのは、直感と本能だ。どのディレイをとか、EQをどうするかとか、コンプレッサーの設定とか、そんな技術的な話では

Diamond
Diamond

インスピレーション、閃いたアイデアをトラックへと作り上げ、数々のツールを使ってミックスし、磨き上げ、最高の状態でトラックダウンする。Diamondは、Platinumバンドルのプラグインをすべて収録し、さらに原石と

Products
Promotion
Solution
Contents
Support
Company
Instagram YouTube