Noga Erezの音響チームが、Pinkの「Summer Carnival」公演を含むツアー用に、Waves eMotion LV1 Classicコンソールを選択
フロント・オブ・ハウス(FOH)エンジニアのアヴィシャイ・リダニが、エレクトロポップのシンガーソングライター、Noga Erez’sがオープニングアクトとして参加したPinkのコンサート(オクラホマ州タルサおよびバージニア州アーリントン公演)で、Waves eMotion LV1 Classicコンソールを選択しました。
2025.03.24
Waves eMotion LV1 Classicは、64ステレオチャンネル、44バス、本体に16基のWavesシグネチャープリアンプ、高度なプロセッシング機能を備えたハードウェア・ミキシング・デスクです。コンパクトながら、優れたライブミキシング性能を提供し、ライブ音響エンジニアにとって直感的なワークフローを実現しています。44.1〜96kHzの32ビット浮動小数点演算を採用しており、クリアな音質と広いヘッドルームを確保できます。16基のWavesシグネチャープリアンプには、完全ディスクリートのアナログ回路、低ノイズ、切り替え可能なサウンド・プロファイルが搭載されており、IONICステージボックスで入出力の拡張にも対応しています。
Waves eMotion LV1 Classicを導入して
アヴィシャイ・リダニ: LV1 Classicの音質は驚くほどクリアで、非常にピュアです。 さまざまなプラグインが本体だけで使えるので、求める音色を自在にコントロールできます。広いヘッドルームも大きな魅力で、ダイナミックかつクリアなミックスが可能です。eMotion LV1 Classicは、パフォーマンスとリスニング体験の両方を大幅に向上させます。 ワークフローを簡素化しながら、優れた音質を提供し、ライブ中のクリエイティブなコントロールを最大限に発揮できます。観客にとっても、クリアで豊かなサウンドが、より没入感のある体験を生み出します。 リハーサルやスタジオでのミックス調整にも適しており、一貫したワークフローを保持できる点も魅力です。
公演後、多くの音響エンジニアやオーディエンスの音響ファンが、サウンドの素晴しさに驚いて声をかけてきました。 FOHエンジニアが公演を見に来ると、コンパクトなこのコンソールから生み出される音に圧倒されるのを見るのはいつも楽しいですね。LV1 Classicは、従来のモジュラーシステムの課題を克服し、ケースから出してすぐに使えるオールインワンのミキシングデスクとしての完成度を高めています。 新しいシステムに懐疑的な人でも、このコンソールの完成度には納得するでしょう。さらに、ショー終了後の撤収がわずか5分で撤収できるのも大きな利点です。
ライブ現場での利便性アヴィシャイ・リダニ: LV1 Classicがワークフローを大幅に簡素化してくれました。セットアップは驚くほど迅速かつ効率的です。ケースを開けて、数本のケーブルを接続するだけで準備が完了します。 すべてがシームレスに動作するため、ライブイベントには最適です。さらに、Classicのスクリーンは日光の下でも視認性が高く、屋外公演にも最適なコンソールだと感じています。
コンピュータを収納しているラックには、冗長化された2台のMac Miniを格納し、2台のRMEのインターフェイスのMADIアウトをDiGiGrid MGBに接続、SoundGridに変換してコンソールに接続しています。この構成により、プレイバック・ポジションからSoundGrid環境へのMIDIおよびオーディオI/Oの統合がスムーズに行えます。
ユーザーインターフェースについても、機能性とシンプルさのバランスが絶妙です。特に、物理ボタンとフェーダーのレスポンスが素晴らしく、『Mixer 1』と『Mixer 2』のウィンドウで主要チャンネルに素早くアクセスできるのが便利です。
信頼できるサポート体制アヴィシャイ・リダニ: Wavesのテクニカルサポートチーム(特にTal Yogev/Live PAEの皆さん)には本当に助けられています。世界中どこにいても頼れるサポートがあることで、安心してシステムを使用できます。 彼らの迅速な対応と専門知識のおかげで、LV1 Classicにスムーズに慣れることができました。
今後のツアーに向けてアヴィシャイ・リダニ: 私のミキシング・アプローチにぴったり合うコンソールです。 現在、来夏のヨーロッパ、北米、南米ツアーを計画しており、このeMotion LV1 Classicをぜひ持っていきたいですね。 ポータビリティ、信頼性、そして素晴らしい音質を兼ね備えた、最高の相棒です。
編集注:本記事は Waves Audio, Ltd.のプレスリリースを、(株)メディア・インテグレーションが翻訳したものです。
人気記事
プロの第一歩を踏み出すチャンネルストリップ Waves AudioTrack
イコライザー(EQ)とダイナミクス系エフェクトが1つに収められた「チャンネルストリップ」。スピードが求められるプロの現場で多用されている便利ツールです。チャンネルストリップは複数の処理がまとめられた便利さ
リズム隊のミックスTips! – Vol 5 ドラムバスミックス編
いよいよリズム隊のミックスTips ドラム編もラスト。今回はドラムを1つのバスにまとめたバスミックス編です。
リズム隊のミックスTips! – Vol.7 ギター後編
前回のギター前編に続き、今回はギター後編をご紹介。ムービー前半はメロディーラインのようなアルペジオの処理、後半は「歪んだギターの壁の作り方」ステップの解説となっています。
ローエンド強化のプラグイン4つの適切な選び方
太くタイトなローエンドを得ることはミキシングにおける非常に重要な課題ですが、その秘訣は正しいツールを選択することにあります。4種類の異なるベース/サブ・プラグイン(Submarine, LoAir, R-BassとMaxxBass)
リズム隊のミックスTips! – Vol 1イントロダクション
MixがうまくなるTipsのMIオリジナル企画。当社ウェブサイトでもたくさんのレビューをしてくださっているオフィスオーガスタの佐藤洋介さんに学ぶ、リズム隊(ドラム・ベース・リズムギター)のミックスTipsムービー
エレクトロ楽曲などに必須のダッキングは OneKnob Pumper で! - Waves Genius
人気製品
C6 Multiband Compressor
何年にもわたり、Waves C4は世界中のスタジオエンジニアのお気に入りプラグインでした。今や、ライブサウンドの現場においても必須となっています。
Bass Rider
Bass Riderは、ベースのトラックにインサートするだけでレベルを自動的に調整する、画期的なプラグインです。人気のプラグインVocal Riderと同じく、使い方もシンプルなBass Riderは、コンプレッサーとは違って、ベ
BB Tubes
さまざまなボーカルや楽器の音が、いまだかつて聴いたことのない「スピーカーから飛び出してくる存在感あふれるサウンド」に生まれ変わります。繊細な音から攻撃的なアナログの倍音まで、BB Tubes はあなたのミック
Center
ファイナルミックスやマスタリングに最適なWaves Centerは、サイドコンテンツ(L/R)からファントムセンターコンテンツを分離させる革新的な新プロセッサーです。Centerを使えば、ファントムセンターをゼロにでき、
Clarity Vx DeReverb
AIを使って、どんな部屋でも、どんなボーカルでも使えるようにしましょう。Clarity Vx DeReverbがその作業を代行し、プロフェッショナルなサウンドのボーカルとダイアログのレコーディングを瞬時に、最高の忠実度で
DeEsser
ボーカルトラックから過剰な歯擦音("エス"や"シッ"など)を軽減することに関して、Waves DeEsserに勝るものはありません。ヴィンテージギアから多大な影響を受けた検知と、高域へのリミッティングが特徴のDeEss
Clarix LB
Clarix LB は、放送配信向けの音声に特化したAIノイズリダクションプラグインです。環境雑音をリアルタイムで除去し、屋外ロケやリポーター、ライブ配信など、ライブ音声のトリートメントに最適です。
Electric Grand 80 Piano
エルトン・ジョン、ピーター・ゲイブリエルからハービー・ハンコックといった80"sポップス、ロック、R&Bのヒット曲で、そしてヴァンゲリスから現代までつながるエレクトロニック・ミュージックの分野でも、時代を形