
ショッピングガイド 2021 - コンプレッサー編
さあ今回はショッピングガイド「コンプレッサー編」。
楽曲制作の際に、必ずと言って良いほど使うプラグイン。一言でコンプレッサーと言っても、それぞれコンセプトや質感など、様々な違いがあります。
今回の記事を読めば、あなたのプロダクションやミックスに必要なものが見つかるのでは。
ぜひ参考にしてみてください。
2021.12.16
Wavesには、素晴らしいコンプレッサーがいくつも存在します。今回はショッピングガイドということで、その中でも今年、特に注目されていたコンプレッサーをご紹介いたします。
早速みていきましょう。
目次
CLA-2ACLA-76
API 2500
C6 Multiband Compressor
記事内で紹介した製品
CLA-2A
CLA-2Aは、スローアタックのコンプレッサーとして知られている機種です。バラードよりのボーカルコンプレッションとしては、右に出るものはいないと言っても過言ではありません。オリジナルの真空管式ユニットと同様に、このプラグインはソースに滑らかなハーモニック・サチュレーションを加え、ベースやギターにインサートしても、素晴らしい効果を得ることができるコンプレッサーです。

CLA-76
CLA-76は、最も有名なアナログ・コンプレッサーの一つをモデル化したこのプラグインは、オリジナル機のアグレッシブで「前に出る」サウンドをしっかり再現しています。リード・ボーカル、ドラム、ギターなど、エネルギーを必要とするあらゆるものに最適です。ブラックフェイス、ブルーフェイスの2種類のキャラクターを収録しています。
CLA-2AとCLA-76は、CLA Classic Compressorsバンドルに含まれています。

API 2500
API 2500は、ドラムでのパンチ力、強力なアタックとリリースによる優れたトランジェントシェイプ能力で支持されている、超多機能コンプレッサーのアナログモデリングです。バス用コンプレッサーとして設計されており、ドラムやミックス内の各トラックに本格的なキャラクターを与えることができます。

C6 Multiband Compressor
コンプレッションをより正確にコントロールする必要がある状況では、C6の機能が制作の手助けをしてくれることでしょう。C6はマルチバンドコンプレッサーで、トラックの異なる周波数帯を圧縮することができ、バンドごとに内部および外部サイドチェーンを備えています。

いかがでしょうか。
お気に入りのプラグインは見つかりそうでしょうか。
用途によって選ぶプラグインが変わってくるコンプレッサー。今回の記事でお役に立てるプラグインを見つけていただけますと幸いです。
さあ、早速制作をはじめましょう。
 
記事内で紹介した製品

CLA-2A
伝説的なエレクトロ・オプティカル(電気光学式)チューブコンプレッサーをモデリングしたCLA-2Aは、世界中のエンジニアのお気に入りとなった、オリジナルのスムースで周波数追従型の動作を再現しています。

CLA-76
60年代半ばに発売されたクラスAラインレベルリミッターアンプの異なる2つのバージョンにインスパイアされています。"Blacky"と"Bluey"の両バージョンも、オリジナル機と同様にスタジオの伝説となった超高速アタック(最速50ミリ秒!)を提供します。

API 2500
APIのパンチ感とAPI独自のトーンを得られる、ダイナミクス・プロセスツールです。デュアルチャンネル・デザインにより、API 2500は1つのコンプレッサー設定で2つの独立したモノ・チャンネルとして動作させることもできます。

C6 Multiband Compressor
何年にもわたり、世界中のスタジオエンジニアのお気に入りプラグインでした。今や、ライブサウンドの現場においても必須となっています。
人気記事

プロエンジニアをあなたのDAWに - Curves AQ Review by JUVENILE
音楽プロデューサー、ビートメイカーのJUVENILEです。Wavesのプラグインは僕がDTMを始めたときからずっと使っている仕事に欠かせない道具なのですが、今日は新製品であるCurves AQについてのレビューをさせて頂きた

コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ

ミックスで「コンプのかけ過ぎ」を避ける7つのコツ
ミックスする時に、コンプレッションをかけすぎたり不足したりはしていないでしょうか?全てのコンプレッションに目的を持っていますか?かけすぎで躍動感が失われたり、逆にルーズすぎてかかりが弱かったりというこ

マスタリングEQのタメになるTips10選
WAVESウェブサイトに投稿されていた記事の中から、マスタリングのコツを取り扱ったものを日本語化しました。先日の「マスタリングにおけるリミッティング。6つのTips」と合わせて、魔法のようなマスタリングを実現す

ボーカルの「こもり」を解決する3つの方法
ボーカルミックスにおいて、課題になることが多い「こもり」。このボーカルの「こもり」は 250〜900Hzの間に余分なエネルギーや共振の発生によって引き起こされます。この周波数帯には、ボーカルの「芯」となる要素

誰でも簡単にケロケロボーカルが作れる!Waves Tune Real-Time - Waves Genius
人気製品

Curves Equator
Wavesは30年間にわたりEQを設計してきました。しかし、もっと正確で、もっとパワフルで、もっと効率的で、さらに楽しいEQがあったらどうでしょう?近年、スタジオのテクノロジーとワークフローのほとんどすべての面

Gold
音楽制作やミックスをより輝かせるために必要なものとは何でしょう。Power PackやSilverがあれば、作業の基礎は十分にカバーできます。しかし、それぞれのトラックの個性を引き出し、より有機的にバランスよく文字通

Curves AQ
Wavesは常に革新を追求しています。Clarity Vx、DeReverb、Silk Vocal、IDX、Curves Equator、Sync Vxなどの開発を通じて、新たなサウンド技術の限界を押し広げてきました。そして、ついにEQにも革命が起こります。

Clarity Vx
Clarity Vxは、ボーカルをバックグラウンドノイズから取り除き、あらゆるミックス、プロダクション、ポッドキャスト、ビデオ用にサウンドを整える最高品質かつ最速の方法です。Waves Neural Networks®が搭載されてい

Platinum
モチベーションも高く制作を進め、ミックスも基本のプロセッシングからキャラクターを生かしバランスを取った作業ができた。数曲をトラックダウンして、作品として発表するところまでもう少しという段階。ここまでく

Vocal Rider
ボーカルトラックのレベルをリアルタイムに調整する「手コンプ」を自動で行うプラグイン Vocal Riderは、ボーカル・レベル・オートメーションに革命を起こします。用途も、使い方も、他のWavesプラグイン同様、非常

Horizon
音楽の創造は1990年代にアナログからデジタルへ、ハードウェアからソフトウェアへ、2000年代にはコンピューターのパワーの上昇によりインザボックスでの制作、ミキシング、マスタリングは一般的なものになりました。

H-Delay Hybrid Delay
古き良き、クラシックな音色とキャラクター。Wavesのテクノロジーが実現する機能とフレキシビリティ。Waves Hybrid Lineは、アナログとデジタル、両者のその優れた点を一つのプラグインに結実したラインナップです。