ショッピングガイド - スペシャルプラグイン編
今回はショッピングガイド「スペシャルプラグイン編」。
Wavesの中でも、かなり個性豊かなプラグイン達をご紹介いたします。どのプラグインも作品を制作する上で、楽曲にスペシャルな効果をもたらしてくれるプラグインです。ぜひ導入してみてください。
1970.01.01
Wavesには、一風変わった個性豊かなプラグインがいくつも存在しています。今回はショッピングガイドということで、その中でも2021年、特に注目されたプラグインをご紹介いたします。
早速みていきましょう。
目次
Aphex Vintage Aural ExciterRenaissance Bass
Brauer Motion
Nx Ocean Way Nashville
記事内で紹介した製品
Aphex Vintage Aural Exciter
このユニークなサウンドの真空管ユニットは、EQを使用せずにボーカルやインストゥルメンタル・トラックから存在感、エネルギー、活気を高める能力を持っています。他の方法では得られない、トラックの特別な明るさを実現。
現存する数少ないAphexのオリジナル真空管モデルを細部にわたって解析し、レア・ヴィンテージ・ハードウェアが備える、ユニークな特性を余すことなく再現しています。
オリジナルのAural Exciterには1つのミックスモードしかありませんが、プラグインであるVintage Aural Exiterには2つのモードを用意。これは、Aural Exciterの普及に貢献したVal自身による判断で、インサートで使う場合とAUXセンド/リターンで使う場合の音にそれぞれ特徴的な違いがあったことに由来します。Val自身は主にAUXセンド/リターンのルーティングで数々のヒットレコードを産み出してきましたが、現代のユーザーはプラグインをトラックに直接インサートして使う機会もあると考え、2つ目のモードを用意。自由な場所にプラグインを使用して、単なるEQでは得られない存在感を得ましょう。
Renaissance Bass
低域の情報を太くすることと引き締めることの両方を一度に実現します。R-Bassは、ベースやキックドラムの基本音からハーモニックシリーズを生成することで、低域を再生できない民生用再生機器でもこれらの楽器を聴くことができます。その結果、どのようなシステムにおいても、より豊かで深みのあるローエンドが得られます。
Renaissance Bassは、MaxxBassの優れたアルゴリズムを強化すると同時によりシンプルな操作を可能にしたプラグインです。内部処理がリファインされ、オリジナルのMaxxBassを上回るベースエンハンス効果を実現。さらに、ポストプロダクション、ミキシング、マスタリング、マルチメディア・オーサリング等ありとあらゆるシチュエーションにおいて、素早い操作でトップクォリティのサウンドを生み出す非常にシンプルなユーザインターフェイスを搭載しています。
Brauer Motion
手動で書き込まなくても、ミックスの3次元にパンニングとオートメーションを追加することができます。ミックス内の様々な要素に生命感と深みを与える、非常にシンプルでクリエイティブなテクニックです。
エンジニア マイケル・ブラウアーが設計に全面協力 Brauer Motionは、既存のツールでは作り得ない、エンジニア マイケル・ブラウアーによる熟練のサウンドの動き、色彩を、あなたの指先で操ることのできるプラグインです。パーカッションやアコースティック・ギターなどのリズミックなトラック、パッドやオルガンなどのうねりを持つトラックに、繊細な揺れから、大胆なパンニングの動きまで、リスナーを惹きつける多彩なムーブメントを作り出します。
大胆かつ独創的なこのプラグインには、サウンドに方向性を加えるための、4つの異なるパニング・モードが用意されています。さらに5つのトリガーモード、バラエティに富んだオン・オフのオプション、完全なコントローラを備えたパナー、ダイナミック・セクション、プリ・ディレイとモーション・フィルターも搭載、速度/幅/深さを正確にコントロールすることが可能です。
Nx Ocean Way Nashville
この空間オーディオプラグインは、音響心理学的なWaves Nxテクノロジーを使用して、有名なOcean Way Nashvilleスタジオの優れた音響環境を、どんなヘッドフォンでも再現します。音響的に優れたミックスルームを持っていない場合、このプラグインが解決策となります。また、どんな部屋を持っていても、あなたのミックスのリファレンス環境としても最適です。実際のリスニング環境で、あなたのミックスがスピーカーにどのように「変換」されるかをヘッドフォンで知ることができます。ミックスを完成させるための必須アイテムです。
さらに、コンピュータ内蔵のカメラや一般的なウェブカメラもしくは、ヘッドフォンに取り付けるハードウェア、NX Head Trackerを使えば、より一層正確なトラッキングを可能にします。
Ocean Way Nashvilleのスタジオコントロールルームは、音響設計とスタジオモニタリングの最高峰であり、オーディオマニアのサウンドエンジニアにとっては夢のような場所です。Ocean Wayの創設者であるアレン・サイズ氏によって設計されたこのスタジオは、「究極のレコーディング、ミキシング、モニタリング環境」という彼のビジョンを実現するために、入念に計画され、建設されました。アレン・サイズ氏自身が監修し、チューニングを施したNx Ocean Wayプラグインは、スタジオの音響とモニタリング環境を、どんなモニター・ヘッドフォンでも、没入感のある空間的なオーディオで再現します。
いかがでしょうか。
お気に入りのプラグインは見つかりそうでしょうか。
今回の記事でお役に立てるプラグインが見つかりますと幸いです。
さあ、早速制作をはじめましょう。
 
記事内で紹介した製品
Aphex Vintage Aural Exciter
Aphex Vintage Aural Exciterプラグインは、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、ジェイムス・テイラーを初めとする多くのアルバムを手がけ、オリジナルのAural Exciterを知り尽くしたエンジニア、Val Garayの全面協力によって誕生したプラグインです。
Renaissance Bass
どんな種類のトラックに対しても本格的な重低音を…。 Wavesが開発したMaxxBassテクノロジは、特定のハーモニクス(倍音)を付加することによってサウンドに含まれるベース成分を際立たせ、さらにはスピーカーの周波数レンジを超えた低域までも再現するという手法をすべてのオーディオエンジニアにもたらしました。
Brauer Motion
いくつものグラミー賞を重ねてきたミキシング・エンジニア、マイケル・ブラウアーほど、ミックスにエモーショナルな動きを加えることに長けた人物は多くありません。コールド・プレイ、ジョンメイヤー、ジェイムス・ベイ、エル・キング、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、マイ・モーニング・ジャケット、ボブ・ディラン、ホール・アンド・オーツ、アレサ・フランクリン、と数え切れないほどのヒットアルバムを手がけた彼だからこそ、ミックスに活力をもたらす要素を深く理解し、そのための『動き』をミックスにもたらしてきたといえるでしょう。
Nx Ocean Way Nashville
Waves Nx Ocean Way Nashvilleは実際のスタジオでスピーカーを通したような音響空間をヘッドフォン上に再現し、ヘッドフォンを確かなミキシング/モニタリングを可能にするツールへと変貌させます。 さらに、コンピュータ内蔵のカメラや一般的なウェブカメラもしくは、ヘッドフォンに取り付けるハードウェア、NX Head Trackerを使えば、より一層正確なトラッキングを可能にします。
プロモーション
Waves Early Black Friday Week3
Waves Early Black Friday Week3 開催!
2022年5月6日に開催したかごめPによる「WAVESセミナー」アーカイブを公開中!
サンレコとWAVESのコラボイベント
2022年7月22日開催。かごめPセミナー第3回!
Wavesで行う最新ボカロプロセッシング
2022年12月27日開催。かごめPセミナー最終回!
かごめPの 音作りの鍵は歪みだ!
2022年6月28日開催。かごめPセミナー第2回!
Wavesで行う最新ボカロプロセッシング
2022年9月1日開催。かごめPセミナー第4回!
Waves Harmony 徹底解剖&実践講座
人気記事
リードボーカルのミキシング 12のステップ 後編
前回に引き続き、リードボーカルに対するアプローチをご紹介します。前回の記事では、コンピングや編集で、ボーカルのベースを作っていく作業を中心にご紹介しましたね。今回の記事では、ミックスの中で他の楽器隊な
コンプレッサーの種類ってたくさんあるけど、どれを使ったらいいの?
今回の記事では、コンプレッサーの種類と、それぞれのコンプレッサーをどのような場面で使用するのかを学んで行きます。VCA、FET、Optical、Variable-Mu、デジタルコンプレッサープラグインなど、様々な種類のコンプ
ボーカルの「こもり」を解決する3つの方法
ボーカルミックスにおいて、課題になることが多い「こもり」。このボーカルの「こもり」は 250〜900Hzの間に余分なエネルギーや共振の発生によって引き起こされます。この周波数帯には、ボーカルの「芯」となる要素
ミックスで「コンプのかけ過ぎ」を避ける7つのコツ
ミックスする時に、コンプレッションをかけすぎたり不足したりはしていないでしょうか?全てのコンプレッションに目的を持っていますか?かけすぎで躍動感が失われたり、逆にルーズすぎてかかりが弱かったりというこ
マスタリングEQのタメになるTips10選
WAVESウェブサイトに投稿されていた記事の中から、マスタリングのコツを取り扱ったものを日本語化しました。先日の「マスタリングにおけるリミッティング。6つのTips」と合わせて、魔法のようなマスタリングを実現す
DAWの「ゲイン・ステージング」とは? 音量管理で、より良いミックスに
透明感とパンチを兼ね備えたミックスを実現するために必要なものは、ミックステクニックやエフェクトだけではありません。「良いミックス」とは、トラックとミックスの正しいレベルを設定することから始まります。今
人気製品
Horizon
音楽の創造は1990年代にアナログからデジタルへ、ハードウェアからソフトウェアへ、2000年代にはコンピューターのパワーの上昇によりインザボックスでの制作、ミキシング、マスタリングは一般的なものになりました。
Curves Equator
Wavesは30年間にわたりEQを設計してきました。しかし、もっと正確で、もっとパワフルで、もっと効率的で、さらに楽しいEQがあったらどうでしょう?近年、スタジオのテクノロジーとワークフローのほとんどすべての面
Clarity Vx
Clarity Vxは、ボーカルをバックグラウンドノイズから取り除き、あらゆるミックス、プロダクション、ポッドキャスト、ビデオ用にサウンドを整える最高品質かつ最速の方法です。Waves Neural Networks®が搭載されてい
Gold
音楽制作やミックスをより輝かせるために必要なものとは何でしょう。Power PackやSilverがあれば、作業の基礎は十分にカバーできます。しかし、それぞれのトラックの個性を引き出し、より有機的にバランスよく文字通
Platinum
モチベーションも高く制作を進め、ミックスも基本のプロセッシングからキャラクターを生かしバランスを取った作業ができた。数曲をトラックダウンして、作品として発表するところまでもう少しという段階。ここまでく
Waves Tune Real-Time
エモーションを損なわない自然で正確なピッチ補正を、リアルタイム、超低レイテンシーで実現する、ボーカリストのためのドリームツール パフォーマンスに自信と集中を持って取り組むために、ライブ、スタジオを問わ
Vocal Rider
ボーカルトラックのレベルをリアルタイムに調整する「手コンプ」を自動で行うプラグイン Vocal Riderは、ボーカル・レベル・オートメーションに革命を起こします。用途も、使い方も、他のWavesプラグイン同様、非常
JJP Vocals
Jack Joseph PuigによるJJP Vocalsについてのコメント: “ボーカルをミックスする時に気を付けているのは、直感と本能だ。どのディレイをとか、EQをどうするかとか、コンプレッサーの設定とか、そんな技術的な話では