Goldバンドルプラグイン座談会
42種のプラグインが収録されるWaves Goldバンドル その中でもプラグインをピックアップし、スタッフでプラグインの魅力を語り合いました。このプラグインはどんなところで使われているのか?どういう歴史があるのか?なかなか他では聞けないMedia Integrationスタッフならではの話が盛り沢山!Goldバンドルを使ったミックスの参考になれば幸いです。
2022.05.11
スタッフS
このプラグインはレイテンシー0かつ負荷も低めなので、取り回しは便利ですね。ざっくりEQやコンプをかけてトラック全体を俯瞰して調整するのにも便利です。
スタッフI
いつ使えばいいのか最初はわかりませんでしたが、ネイティブ動作しているDAWだと録音直前にインサートして聴きながら操作できるんだなと気づいてからは便利に使えるようになりました。ネイティブ動作しているDAWのREC中、シビアなリソース管理が求められるタイミングでEQやコンプレッサーを開き直すのは冒険ですよね。ボーカルREC中にローカットしたりゲートのフロア決めたりと現地での作業効率は上がるはずです。
スタッフM
チャンネル・ストリップの使いどころは個別のプラグインが立てられるDAWだと難しいなと感じることも多いんですが、猪狩さんの言う通りREC中の用途は便利ですよね。個人的にはドラム録りのときに仮音作りのために挿していました。その時は旧UIの時代だったんですが、デザインが変わって使いやすくなったので今なら活躍できる場面も多いかもしれません。
スタッフH
C1はWAVES最初のコンププラグインなので、歴史的にはもう約30年の実績あるプラグインです。しかし、今もなお愛用してくださってるエンジニアさんが多い。コンプについて知れば知るほど、これ1つでビンテージ風から最新デジタル風までどんなコンプも「デザイン」できてしまう懐の深さがこの30年を支えているのかもしれません。
30年前のプラグインが今の現場でも使われているって、WAVES以外にはないことではないでしょうか。目的に応じて、コンプとエクスパンダー/エクスパンダーとゲートのように使うモジュールが選択できるところもいいですね。
スタッフT
基本的であるからこそどのようにも使えるという点がこのコンプレッサーが常に第一線で使用されている所以だと考えています。どんな音源でもまずC1で試してみる。そういった形でミックスの指針を立てることが可能です。
スタッフO
コンプレッサーはシンプルなもの、ビンテージハードウェアをモデリングしたものとEQと並んで数多くあり、色々な使い方があるとプラグインです。中でもC1ほど精密にコントロールできるコンプは少ないと思いますね。ここまでかかって欲しいというときにスレッショルド、アタック、リリースをギリギリまで詰めていける。Wavesのプラグインはパラメーターを操作したときの音の変化が見た目とピタッと一致するというのが特徴ですが、最初期から存在しているC1でもそこが貫かれてます。
スタッフM
コンプレッサーと銘打っていますが、実はいろいろなダイナミクスエフェクトをこれひとつで処理できる優れたプラグインです。自分は音楽を作るときには基本的には別のプラグインを使っちゃうんですが、数値的にこういう処理が必要だな、と想像できるときはC1なら対応できることが多いです。
スタッフM
C4 Multiband Compressorのいいところは、なんといっても各チャンネルのソロボタン。実際にコンプレッションをかけたい場所を探すのにもソロボタンを使えば、簡単に探すことが可能です。編集に際しても、自分の編集したい帯域だけ聴きながら作業ができるので、他の音に惑わされることなく作業できます。
スタッフK
非常にシンプルなマルチバンドコンプレッサーです。"C4"という名の通り4つの帯域を指定してそれぞれの帯域に違うパラメータを割り当て使用できますが、C4 Multiband Compressorの面白いところは圧縮ではなく持ち上げることができるところです。 通常はレシオ等で表示される圧縮率が"Range"というパラメータになっており、0以下の数値であれば圧縮されますが0より大きいと指定の帯域がさらに大きく聞こえるようにできるのです。ひとつのプラグイン内で帯域別にコンプレッサーとエキサイターがかけられるのは大きな特徴と言っていいでしょう。
スタッN
Waves特許技術Auto Release Control(ARC)、リリースのコントロールを自動化してくれるニクイやつです。コンプの設定はリリースがキモですので、マルチバンドコンプはそれぞれ設定が必要ですが、ARCを使えば作業を減らしてくれるので、ユーザーに負担をかけないところも使いやすいですね。
スタッフH
ボーカルのレコーディング時に「サ行」が強くでてしまうものを抑えるのがディエッサーですが、このプラグインはその名の通り、シンプルなディエッサーです。GOLDにはSibilanceという手軽なディエッサーも収録されていますが、こちらのDeEsserはもう少しパラメーターを追い込んで精密に使いたい方向けのプラグイン。時短を目的にしたいか、時間をかけても精密に処理したいかを選べるのはWAVESならではですね。
スタッフI
Mix中の脳内は思考に手が追いつかなくなる事多数ですよね。 ボーカル!EQはV-EQ3、コンプはRenaissance compressorで・・・あっ!ディエッサー! となった時に小難しい名前のディエッサーをプラグイン検索窓に打ち込むのはもう不可能に近いです。このプラグインの名前はDeEsser。ディエッサーの存在を知っていれば打ち込めます。 (プラグインの名前について誰も言及しないと思うんですが、短くてわかりやすくて覚えやすいのは制作上めちゃくちゃ重要だと思ってます。) 操作性もSibilanceよりはパラメーターが多いですがすることは一緒です。 動作はコンプレッサーとほぼ一緒なので下ごしらえ的にボーカルトラックの先頭に考える前にインサートしてください。僕はさっと立ち上がってさっと役割をこなしてくれるDeEsser派です。 後で戻ってきて細かく詰めるのにも向いてます。 操作性もSibilanceよりはパラメーターが多いですがすることは一緒です。 動作はコンプレッサーとほぼ一緒なので下ごしらえ的にボーカルトラックの先頭に考える前にインサートしてください。僕はさっと立ち上がってさっと役割をこなしてくれるDeEsser派です。 後で戻ってきて細かく詰めるのにも向いてます。
スタッフHA
僕は昔ボーカルをやっていたんですが、そのボーカリスト目線でみても、非常に気になる「サ行」の音。DeEsserのおかげで気にせずガンガン歌うことができました(笑)
スタッフH
救急車が目の前を通り過ぎるときに、音程が変わって聞こえることを「ドップラー効果」といいますが、このプラグインはまさにそのドップラー効果を意図的に作るためのもの。効果音的なサウンドを作るにもよし、印象的なフックを作るにもよし、使う人のアイディア次第で使い勝手が広がるプラグインですね。左右のスタート位置、エンド位置も自由に決められるので、ステレオ空間を派手に動くなんてこともできます。
スタッフS
飛びもの色の強いプラグインですが、効果音的な要素を作るのには便利です。 逆回しのシンバルとかにこれをかけるとユニークなフック的な効果を生み出せます。
スタッフI
他社製プラグインにも似たようなものは数あれど、目の前を通り過ぎる音を作る事に関しては一番ワークフローが単純で分かりやすいプラグインです。 ブレイクで鳴らすSEやボーカルサンプルにかければ一瞬でサビまで駆け上がれる事間違い無しです。印象的なサウンドロゴ制作やSEにぜひ!
スタッフN
これに出会う前にドップラー効果をやりたくて、オートメーションでパンとピッチシフターを書いて、うまくいかなかったのを思い出します(笑)
スタッフH
同じテイクを2回以上重ねたようなダブリング効果を得るプラグイン。メインボーカルはもちろんですが、コーラスをまとめたバスに入れてより重厚感のあるコーラストラックを作る、アコギに使って揺れのない自然なダブルテイクを作るなどに便利で、あるエンジニアさんから「隠し味的にひっそり使うプラグインNo.1」と言われたこともありました。隠さないでください!と思わず返答してしまいましたが(笑)効果がとにかく自然なので、これからもひっそりとヒットソングを支えるプラグインの1つであり続けるかもしれません。
スタッフI
ボーカルトラックがサビになっても盛り上がってこない時、第一選択肢はDoublerです。 もちろんアレンジ要因で盛り上がらない事も多いのですが、想定以上にボーカルが平たく歌っていたり、急に壮大にしたくなった時等に便利です。 もちろん隠し味的に使うのに適しているとは思うのですが一番のおすすめは4Voice全部前に出す です。 HyperPopからOutsider Pop、Arcaみたいな事がしたいクライアントにDoublerで声を思い切り増やしたボーカルトラックを聴かせると感動されます。 思いっきりDetuneさせてGain爆増させて帯域のほとんどをボーカルで埋めつくしちゃいましょう!
スタッフUK
目立たせるエフェクトとしてももちろん活躍するんですが、Hさんの言うようにかかってるかかかっていないか分からない使い方が普段はほとんどです。設定はほどんどいじらず、Gainをぐっと下げてなんとなくかかってるような揺れないコーラス的な雰囲気が良い働きをします。
スタッフN
ハードロック好きとしては、両サイドにエレキギターの壁がほしいのですが、マイクでアンプをレコーディングしてみてどうも音に厚みが無い時にまず薄くかけるのがDoublerですね。本当は2回弾けよってことなんですが、どうしてもスタジオの時間など考えると2回録るのも大変なので、頻度はかなり高いプラグインです。サビのボーカルにはほぼ9割は使いますね。
スタッフH
トップエンジニアの機材だけでなく、シグナルチェインや手法までもプラグイン化しよう、というのがコンセプトのWAVES Signatureシリーズ。Eddie Kramer Drum Channelは、ロック/ポップスの教科書があるとすれば、かなり初期のページに登場するであろう、エディ・クレイマーのドラムプラグインです。エディ・クレイマーの時代はラジオが主なリスニング機だったので、ラジオという帯域の狭いものでもドラムやベースが輪郭くっきりで聞こえるようなサウンドを作っていたといえるでしょう。ちょうど今の若い方々がスマホのスピーカーで曲を聞くという構図にも少し似ているところがあって、たとえスマホの小さなスピーカーでも抜けの良いクリアなドラムを作るには、ベストチョイスなプラグインではないでしょうか。
スタッフK
パンチのあるドラムの音作りをするならぴったりだと思います。 パーツごとに最適な処理が裏で行われるため、SENSIVITYとOUTPUTの調整だけでほとんど終わってしまうような簡単さなのに「それらしい」音にすることができます。 ドラムの処理が難しくて思い通りにならない…という形にはおすすめです。
スタッフS
ロックバンドのドラムはもちろん、ポップスにも即戦力で使用できるドラム用のプラグインです。 各キットごとにボタンで切り替えを行い、あとは簡単なEQとコンプレッサーのみのシンプルな作りのため、ミックスに不慣れな方でもドラムの音作りをすぐに完成させることのできるプラグインです。 パンチもコシも抜けも欲しいけど、自分のプラグイン・チェインでは上手くいかないそういった時にぜひ頼ってみてもらいたいです。
スタッフH
WAVESというと「プラグインエフェクト」の会社という印象が非常に強いのですが、実はピアノやベース、アナログやデジタルシンセなどのソフト音源の開発も強烈で、このElectric Grand 80はYAMAHAの名機、CP-80というエレクトリック・グランドピアノを精細に再現した音源です。今となってはお世辞にもグランドピアノそのもの!とは言えないのですが、非常に特徴ある鍵盤楽器として、ほかでは得られない音がします。
スタッフI
CP-80の実機を触ったこともなければピアノも弾けないのですが・・・ エレピの音でもアコースティックグランドピアノでもない、ちゃんとYAMAHA CP-80 エレクトリックグランドピアノの音がします、当たり前といえば当たり前ですが。 実用的にはピアノトラックよりもシンセだと思って使っています。Rave感のあるトラックに入ってくるピアノやダンスミュージック全般の前に出てくる押し出しの強いピアノトラックに向いていると思います。UP,Right? というプリセットが異常に攻めた音でとても好きです。
スタッフN
スタンドアローンでも立ち上がるので、ちょっと弾きたいなという時にもいいですし、エフェクターセクションはやはりWavesクオリティですので、リバーブ、コーラス、フェイザーのかかり方も気持ちいいので個人的にも好きな音源です。
スタッフM
往年のハウスミュージックなどでお馴染みのサウンドです。UKハードコアやハッピーハードコアなどの音ゲーでお馴染みのクラブ系サウンドでもよく聞く音ですよね。シティポップ系のサウンドにも合いそうです。いずれのジャンルでも、いわゆる「ヌケの良さ」が求められると思うのですが、この音源はそういった意味でもピッタリです。 ぜひ製品ページのサンプル動画などでその音を聞いていただきたいです。
スタッフY
eMo F2はライブサウンドのコンソールには必ずボタンとして備わっているローカットスイッチの機能をプラグイン化したものです。LV1やSuperRackでのタッチパネルに最適化されているので、操作するボタン一つ一つの作りが大きく、ミキサーのボランを押すのと同じスピードで各チャンネルのローカットを設定できます。
スタッフUK
これ単体ではなかなかDAW上で使う機会はないかもしれませんが、LV1では常駐させているイメージです。自分では使わなかったですが、個人でスタジオにマイクを立ててレコーディングするような人は、StudiorackでeMo F2をプリセット化しておいてもいいかもしれません。
スタッフH
eMoシリーズは、もともとライブのツールとして開発されたもので、とにかく動作が軽快であることと、操作がシンプルなことが特徴です。でも、自宅やスタジオ制作でも役立つシーンが結構多くて、このeMo Generatorはサイン波、ホワイト/ピンクノイズなどを発生させるツールで、ライブ会場のチェックではマストなツール。しかし、自宅でもこのツールが役立つことがあります。https://www.minet.jp/contents/article/needtocalibrate/
スタッフS
多くのDAWでにデフォルトでシグナルジェネレーターやテスターは付属されていると思いますが、私は迷わずこのeMo Generatorを使用します。 ホワイトノイズ、ピンクノイズ、周波数を指定したサイン波を出すという基本機能に加え、プラグイン内にオン、オフボタンがついているのも魅力の一つです。 どのDAWや、ライブ用ソフトウェア上でも見た目や操作方法が変わらないため多方面に活躍するエンジニアの方におすすめの一品です。
スタッフUK
出先であまり馴染みのないDAWに当たると、いつものDAWで当たり前に使っている機能がなかったりします。Generatorも結構その類で「いったいどこにあるんだろう」ってなることもあるんですけど、Wavesさえ入れておけば毎回これを使えるので安心です。
スタッフM
ライブ向けに開発された物なので、ゼロ・レイテンシーと非常に低いCPU負荷が特長になっています。純粋に周波数帯を切っていくだけならCPU圧迫しないので便利ですね。
スタッフS
非常に軽く、レイテンシーがほぼ0の4バンドのイコライザーです。 このプラグインの凄いところは1つ1つの効きが非常に良く、0.1dBの細かいEQ処理の追い込みにも活用できるところです。 イコライザーとしての基本機能は全て備わっており、他の余分な機能は削られているので、イコライザーの勉強をするのにも非常に役立つことでしょう。
スタッフH
プラグインとしては25年ほどの歴史を誇るEnigma。エニグマの名前の意味は「謎」とか「不可解なもの」だそうです。名前の通り複数のエフェクトが混じり合ったプラグインで、フィルター、ディレイ、モジュレーションの組み合わせをしたようなプラグイン。プリセットがとにかく豊富です。 レコーディングした素材がいまいち地味だな、というときにこのプラグインでクセをつける、という作業をしているところを何度となく見かけてきましたが、とにかく「変」なエフェクトプラグインなんですよね。クリエイティブな発想を持っている方には大ウケします。
スタッフS
いくつかのモジュレーション効果をすぐ実現するための1番の近道ではないでしょうか。 初めてこのプラグインをインサートしてプリセットをいくつか選択した際の刺激を私はいまだに忘れられません。 曲の展開が平坦になってしまったり、発想の外にある刺激をもらいたい時にインサートすると新たなインスピレーションを貰えること間違いなしです。
スタッフS
幻想的な効果を得るにはもってこいのプラグインですね。 単なるフランジャーやフェイザーだけでは”ありきたり”になりがちなギターストロークや、エレピなどにも一味変わった音にできますね。 ロングリバーブなどと組み合わせるとより幻想度がアップします。 ロングトーンのギターソロにもお勧めです。
スタッフH
WAVES初のアンプシュミレーターとして登場したGTR、ストンプエフェクト、ポストエフェクト、アンプやマイクの種類の豊富さで、実はヒット製品の1つでもあります。アンプは2台同時に使えるので、芯の図太いクリーン系のアンプと、極限まで歪ませたアンプを同時に鳴らしてしっかりラインが聞こえる極端な歪みを作ることもできます。クリーンからクランチあたりの絶妙なトーンが得意でもあるし、さらにベースアンプも多数収録しているので、ファンが多いのも頷けます。
スタッフS
最近のアンプシミュレーター系はCPU負荷など重いものも多いのですが、GTRはかなり軽いです。 ギタートラックも重ねたりするケースも多いので、セッションによって重くなりがちなのですが、GTRは比較的軽いのでサクサクアサインできていけます。 左右で異なるアンプのアサインもできるので、アンプを若干異なる設定にしたり、違うアンプをアサインすることでダブルトラック的な効果も出せます。 ヘビーなパッチにOctaver追加してより重量感をアップさせるのも面白いですね。 ギタートラックのみだけではなく、シンセリードなどにも有効ではないでしょうか。
スタッフS
CPU負荷が低いのはほんとおすすめです。通常通りのアンプ、エフェクターを選ぶ方法もありますが、実はアンプを外してエフェクターだけにしてSPRING Reverbを他のトラックにかけるなんていう裏技があります。Goldユーザーでリバーブの種類が少ない時に使ってほしいですね。
スタッフH
アナログコンプの不安定さとキャラクター、そしてデジタルコンプの正確さと色付けのなさ。ミックスを楽しむ方々は、この両方をうまく取り入れていくつものコンプを使い分けられていることと思いますが、H-Compはその名の通り、両方のいいとこ取りをした「Hybrid」なコンプです。個人的に面白いパラメータだと思うのは"Punch"ですね。コンプは基本的に「潰す」ことが主な目的なので、基本的には平坦になっていく一方のはずですが、妙にパンチ感が出て、強弱をうまく表現してくれるように感じます。ドラムやギターのカッティングに好んで使う方が多い印象です。
スタッフM
アナログのキャラクターが好きなので愛用しています。ただ実は自分がこのコンプを使う最大の理由はMIXノブがあることだったりします。コンプのキャタクターを出すために強めにアナログライクなコンプレッサーをかけておいて、アタックがのっぺりしすぎた分をMIXでダイレクト音を混ぜて戻していく、というような使い方をよくしています。歪んだギターなどで、潰しておきたいけどリフのアタックは残しておきたい、といった場合などによく使っています。
スタッフM
リリースタイムをDAW側のBPMと同期できる点も活用できる機会があると思います。元のトラックのグルーヴ(ノリ)を活かしたり、もしくは積極的に作り出したい時にもH-Compが有用なのでは。
スタッフH
アナログディレイの温かさやキャラクターと、デジタルディレイのクリアさを1つのディレイにまとめたのがこのH-Delay。非常に人気のディレイで、よくお話を伺うクリエイターさんやエンジニアさんなどにも「現代の稼働率No.1ディレイだ」と言ってもらえるケースが多いプラグインです。
スタッフM
操作面でもアナログライクなところとデジタルライクなところがあって、どちらにも使えるのでそういった意味でも自分で使う機会が多いプラグインです。フィードバックを多めに設定してタイムを動かしたり、フィルターをかけたりモジュレーションをかけたりと、攻めた音作りに使えるのも面白いですよね。
スタッフT
ディレイサウンドだけでなく、Lo-Fiボタンやアナログの設定で音作りができるのが嬉しいポイントです。また、アウトプットメーターがあることで、プラグイン画面を見るだけで音量管理ができるのも使いやすいです。
スタッフK
"Wavesのディレイ"と言われて多くの人が思い浮かべるもののひとつです。オレンジ色のUIがおしゃれですね。 Hシリーズはアナログのようなの質感もポイントのひとつであり、H-Delayではディレイ音にモジュレーションやフィルターをかけるなどローファイな音にすることもできる便利なプラグインです。
スタッフH
IR-Lはコンボリューションリバーブ、つまり実際にある空間の響きをサンプリングしたリバーブで、このIR-LはXX箇所の実際の響きデータが収録されています。設計が緻密に行われたホール、スタジアム、ヴィンテージハードまで揃っています。アコースティックなアレンジの曲では、特に響きの美しさを感じられるリバーブではないでしょうか。
スタッフM
自分は空間を想像しやすいリバーブがほしいときはまず試してみます。バッチリ音がハマればそのままMIXを調整して終わり、ということも多いです。下手に通常のリバーブで音作りを始めると迷宮に迷い込むことも多いので、現実の空間の響きが元になっているのでそういう安心感はあります。
スタッフO
Lが示す通り兄貴分のIR-1のライト版でしょと思われるかもしれません。事実そうではあるんですが、IRリバーブのクオリティ自体は全く同じ。ささっとリアルなホールサウンドが欲しい、でもちょっとリバーブタイム短くしたいというときにはパラメーターもシンプルで迷わず使えるのはIR-Lの長所ですね
スタッフH
WAVESには人気のマスタリングプラグインがあり、総称してLシリーズと呼ばれています。L1に始まり、L2、L3、L3-16とシリーズは増えていますが、数字が大きいほどエラいという訳ではなく、キャラクターの違いと言われていますよね。初期に登場したこのL1は「荒々しさがあって、いい意味で再考されている」と思っていますが、年代別に意見を聞かせてください
スタッフO
マキシマイザー/リミッターとしては最古参のプラグインです。より自然に、より細かなところまで調整したいとすれば後発のL2/L3/L3-16に分があるかもしれません。でもマスターで使うだけがリミッターではなくて、ベースやキックの低域をまとめたり、ガチャついてしまうパーカッションのバスにすごく向いているんですね。、L1だけが持っている「まとめ力」は侮れません。
スタッフM
リミッターのキャラクターとしては、シリーズの中でもL2が好みで、L1をマスターチャンネルに使うことはあまりしてきませんでした。 個人的にはマスターチャンネルよりも、バスにまとめたドラムやシンセサイザーなどの上物がまとまっているバスに使用しています。音量を稼ぎつつ高域の存在感を増したい時なんかに薄らかけてやると調子がいいイメージです。
スタッフM
ドラムやベースと相性が良いと感じることが多いです。L1の持つ音楽的な荒々しさがマッチすることが多いです。実際ドラムのバスにかけると、まとまりやすかったりします。
スタッフH
ミックスの中で「瞬間的に目立たせたい」とか「音量をあげなくても存在感のある仕上げをしたい」というときに、MetaFlangerは有効なプラグインです。フランジャー系のプラグインはこの後にもたくさんの物が登場しましたが、残り続けているものはほとんどありません。定番であって最強という印象が強いですね。長年の愛用者が多いプラグインの1つだと思います。
スタッフT
無骨なUIながら、シンプルなパロメーターから豊かなサウンドを実現します。ステレオ設定画面が非常にユニークでスピーカー(?)を左右に広げる仕様が楽しくなります。細かい追求も、おおよその設定でも力を発揮するプラグインだと思います。
スタッフS
MetaFlangerは非常にベーシックなプラグインですが、それだけに応用範囲が広いですね。 いわゆるギターなどのジェットサウンドも得意中お得意ですが、薄くかけてコーラスとは異なるニュアンスを出したり、シンセの音色エディットの一部に見立てて活用もできます。
スタッフH
音作りやミックスをする中で、何かしらを「揺らしたいな」と思ったときのファーストチョイスに選ばれるのは、このMondModではないでしょうか。ワウエフェクトっぽいフィルターを揺らす、左右に広がる音の場所を揺らす、音量を揺らしてトレモロみたいな効果を出す。MondModは、とにかく「何かを揺らす」ことに特化したプラグインで、音を派手にしたいクリエイターだけでなく、ロジカルなミックスをする方まで守備範囲の広いプラグインといえます。
スタッフM
MondModは、音に「存在感」を付与するプラグインだと思っています。単調なシンセのリフも、少し動きを加えてあげるだけで一変して面白い音になってくれたります。モジュレーションの波形もナチュラルな印象のサイン派からスピーディーに変化するスクエア波まで選ぶことができ、いろんなモジュレーションを楽しむことができます。ダイナミックなエフェクトはもちろん、ちょっとした「揺れ」を加えてあげるだけでも、ミックスの中でグッと浮いてきてくれるので、リードやパッドサウンドには相性がいいんではないでしょうか。
スタッフO
音量や周波数、パンに動きを作り出す3 in 1なプラグインですね。フェイザー/ワウ的な使い方はもちろん、実はセクションごとのコントロールがシンプルなのと、テンポにロックしてピッチやダイナミクスをうねらせたりが簡単にできて、シンセ、サンプルをメインにする昨今のエレクトロニックミュージックにもめちゃめちゃ使える子です。
スタッフM
音楽制作はもちろん、動画編集で声の音量を安定させたいときにもよく使っています。どうしても大きい音量を潰す、というコンプだけだと不自然な音質変化がでてしまうので、小さい音を底上げできる、しかも少ないパラメーターで声の音量を均一化できるMV2は動画編集で一番出番が多いかもしれません。
スタッフK
MV2は音量をグッと持ち上げるときに非常に便利なプラグインです。"LOW LEVEL"と"HIGH LEVEL"の2つだけで思い通りに音量をコントロールできます。 マスターチャンネルに挿して持ち上げるのもいいですし、バストラックに挿しても自然に大きく聞こえます。 「MaxxVolumeを使ってみたけど難しい…」という方にもオススメです。
スタッフY
ボーカルやダイアログのレベルの平準化を手早く行うのにもってこいのプラグインです。音の小さな部分を持ち上げ、大きすぎる部分を平坦にすることが、一つのプラグインが素早く行えます。
スタッフH
「音は耳で判断するもの」とはさまざまなところで言われる言葉ですが、きっちりしたミックスを作るには、耳だけでなく「目でも」同時に確認しておいた方がいいでしょう。PAZ Analyzerは周波数分布だけでなく、左右の広がり方までチェックできるプラグインです。キックやベースがちゃんと真ん中に存在しているか、派手に鳴らしたはずのシンセは広がった場所にいるか、そんなことまで目でも確認できます。音を目でも追えるとしたら、皆さんは何をチェックしますか?
スタッフS
DAWの便利なところは、音を視覚的にも捉えやすいところもあると思います。 最近ではヘッドフォンでのミックスやマスターチェックも増えてきましたが、偏りがちなミックスを視覚的に俯瞰できるのが強みですね。 ステムや個別トラック、マスターの確認などにも重宝しています。
スタッフI
音楽制作時にももちろん使えるのですが、外部スタジオから持ってきたデータやMix中に遭遇した”何かおかしい”時に重宝します。 スネアの位相おかしい?シンセ広がりすぎ?など何が悪いのかの犯人探しに大活躍するツールです。 PAZ Analyzerだけインサートしたバストラックを作ってそこにSENDするようにすると手早く全トラックチェックできます。
スタッフT
アナライザーの目的は音源を視覚的に確認すること。V12からWavesプラグインのGUI解像度がアップし200%まで拡大が可能になりました。アナライザーにとってより「見やすい」という機能向上でさらに外せないプラグインに進化しています。
スタッフH
ボーカルやギター、モノラルのシンセなど「モノラルの音」に派手な奥行きが欲しいときにはリバーブを使いますが、自然な広がりが欲しいと思った時に、リバーブっぽい残響は邪魔になります。そこで、左右の広がりだけを作ってくれるのがこのPS22です。マニアックと思われがちだけど、実はよく使われている影の立役者的なプラグインなのでしょうか?
スタッフO
モノラルのトラックって意外に音像幅や配置に悩むことが多いです。音自体が近くなりがちで、それならと空間系のプラグインを挟むと今度は他のトラックとの距離感がバラバラになったり。そんなときにPS22は音の幅だけ変えてくれるのでシンセベースなど広がりすぎない箇所に収められる。同じことのできるプラグインて意外に少ないのでバンドルに入ってるけど試してないな、という方はぜひ。
スタッフI
Mixの音像の中でギターの音像を広げる為にはもう一本録音して左右に配置するのがよく行われる手法ですがステージ上で別トラックのギターを再生する時にはそうもいきません。 そんな時に大活躍するのがPS22です。 リバーブで広げてしまうと前に出過ぎたり余計な残響でタイトな雰囲気を崩してしまいます。 モノラル1本しかないギタートラックで豪華なライブ同期を作るのに便利ですね。 他にもEDMではKickのアタック帯域だけ広げてみたり、ベースのタッチ音だけ広げたりと用途は思った以上に広いです。 近年ベース音がステレオでMixされている音源も散見されるようになりましたが、ローだけモノの方が処理しやすいのでモノトラックにPS22インサートしてベーストラックを広げて処理するのがオススメですね!
スタッフH
トラックを広げるのに使うのはもちろんですが、実は逆に広がりを抑えるという使い方もあるので、ぜひいろいろなトラックに使ってみてほしいです。
スタッフH
今から30年ほど前、1992年に「世界初のプラグインEQ」として登場したのがこのQ10で、今もなお世界中のスタジオで使われ続けている稀有なツールと言えますよね。手術のメスのように鋭いポイント(Q)で不要な帯域を取り除くことができるので、エンジニア志向の方に好まれるEQなんだと思います。昨今の「色付けのある」EQとは違って無味無臭を最大の特徴にしているので、いつまでも廃れないEQなのではないでしょうか。
スタッフK
非常にシンプルなプラグインで、周波数帯(Fre"q"uency)を10個まで設定できます。 味付けもなく、"初めてのイコライザーを選びたい""イコライザーの仕組みを覚えたい"という方にわかりやすいプラグインでしょう。
スタッフN
ここをカットしたいと思った時に一番初めにチョイスするEQです。ニュアンスを残したいときはRennaisance EQと使い分けていますね。
スタッフH
今から30年ほど前、1992年に「世界初のプラグインEQ」として登場したのがこのQ10で、今もなお世界中のスタジオで使われ続けている稀有なツールと言えますよね。手術のメスのように鋭いポイント(Q)で不要な帯域を取り除くことができるので、エンジニア志向の方に好まれるEQなんだと思います。昨今の「色付けのある」EQとは違って無味無臭を最大の特徴にしているので、いつまでも廃れないEQなのではないでしょうか。
スタッフK
非常にシンプルなプラグインで、周波数帯(Fre"q"uency)を10個まで設定できます。 味付けもなく、"初めてのイコライザーを選びたい""イコライザーの仕組みを覚えたい"という方にわかりやすいプラグインでしょう。
スタッフN
ここをカットしたいと思った時に一番初めにチョイスするEQです。ニュアンスを残したいときはRennaisance EQと使い分けていますね。
スタッフH
このRenaissance AXXは、もともとギター/ベース用のコンプとして登場したもの。WAVESらしくパラメーターも最小限で、メーターを見ながら「この辺のレベルで安定させて」というスレッショルドを決めるだけのツール(背後ではものすごく緻密な処理を自動計算でやってくれています)近年はアタックの速いラップや、シンセやリズムトラックに使う方も増えているようで、開発者の思惑から独り立ちしていった製品の1つとも言えるかもしれません。
スタッフK
ギターやベースはもちろん、ボーカル等にも使えるコンプレッサーです。Renaissanceシリーズはパラメータが非常にシンプルなものが多いですが、Renaissance Axxも同様に3つしかパラメータがなく簡単に使用できます。 自然に音量感を上げることができるため、深くかけても響きが固くならずニュアンスを残して聞くことができるプラグインです。
スタッフS
近年はパラメータが多いものが増えてきていますが、Renaissance AXXは最小限の設定で最大限の効果に振り切ったプラグインです。 メイクアップゲインが圧縮に応じて自動的に上がるので、スレッショルドで一定量の圧縮を行えば自動で音圧も調整してくれます。調整が難しいリリースも自動なので、設定に迷い過ぎて本来のミックスがおろそかになってしまう、ありがちなケースも避けられます。
スタッフH
音作りやミックスをし始めた方が最初につまずくのが、コンプ(コンプレッサー)の使い方ではないでしょうか。アタックタイム、レシオ、スレッショルド、リリース、ニー。。。とにかく覚えるパラメーターが多い。このRCompはその悩みを25年以上解決し続けている、唯一のコンプと言っていいでしょう。左のスレッショルドで安定させたいラインを決め、真ん中のレシオで潰す量(ニュアンス)を決めるだけでほとんどOK。コンプを知り尽くしたエンジニアであってもこれに戻ってくることが多いと噂のコンプです。
スタッフW
ぱっと見て分かりやすいコンプですよね。個性は薄いかもしれませんが、操作した通りにちゃんとコンプレッションしてくれるので、ある意味希少な存在かもしれません。
スタッフO
コンプレッサーはEQと並んで種類も数も豊富なプラグインですが、こんなにシンプルかというほど厳選されたパラメーター、かかり方とキャラクター(Electro/Opto/Warm)を切り替えてどんな素材にも合うのがRenaissance Compressorです。”無人島に一つだけ持っていけるとしたら”(どんな状況だって話ですが)選びたいコンプです。
スタッフH
世界初のプラグインEQはWAVESのQ10だったのですが、その後に作られたEQプラグインがこのRenaissance EQ。もう25年ほどの歴史があるEQです。”いかにもデジタルEQ”なQ10に対して、このRenaissance EQはヴィンテージハードウェアっぽいサウンドも得意としていて、今もなお世界中で「ファーストチョイス」にしている方も多いのではないでしょうか。
スタッフN
H-EQが出るまでは最初に刺すEQでした。ただGUIが新しくなりアナライザー機能がついたので、最近は昔の手癖で使う頻度が増えてきましたね。このEQは大袈裟にかけても音が破綻しないのがよくて、まだ音のイメージができてない時に使いやすいEQですね。
スタッフT
個人的に、まず最初のEQとして立ち上げるプラグインの一つです。 精細に設定できるEQプラグインは数あれど、「感覚」で追い込めるEQはなかなかありません。右上のFlatボタンで初期設定に戻せる機能もありがたいです。
スタッフH
WAVESというブランドだけなく、プラグインのリバーブとしても20年以上の歴史のあるリバーブですが、グラフィックの分かりやすさとヴィンテージハードウェアっぽいサウンドキャラクターから今でも愛用されるリバーブです。プリセットが豊富であることと、歴史の長さからかユーザーが作ったプリセットもネット上にたくさんあるのもいいですね。馴染ませるためのリバーブというよりも、音作りの一部として使っていただくとより面白さと使いやすさが際立つリバーブかなと思います。
スタッフS
Renaissanceはデジタル処理なのに独特のアナログ感や味付け感が評価されていますが、このRenaissance Reverb もその1つです。 Waves社の中では比較的古い歴史のあるプラグインですが、今も多くのファンの方がいらっしゃることもうなずけます。 音源の奥行きを出したいが、存在感も損いたくない時にこのリバーブを使用することで満足な結果になることが非常に多いです。
スタッフUK
クリアなリバーブも好きなんですが、あまりに無色だと、ということもよくあるので、ここぞという時によく使っています。基本的にはプリセットを読み込んでMIXや微調整で済ませてしまうことが多いです。積極的な音作りというか、過激な方向には使ったことがなかったので、今度試してみようと思います。
スタッフH
DAWでミックスとするとき、L(左)とR(右)、そして真ん中のどこかに音を配置しますが、左右に思い切り広げたはずなのに、思ったより広がって聞こえない、といったことがある方は多いのではないでしょうか。まるでスピーカーやヘッドフォンの外側から聞こえてくるように錯覚する場所に音を置くことができるのが、このS1 Stereo Imagerです。
スタッフM
専門学生の頃よく使用していたプラグインです。楽曲に対してももちろん使用しますが、効果音制作・MAの際に環境音に対して使用することで、背景の空間がぐっと広がり奥行きが生まれるように感じられるため、お気に入りです。
スタッフM
広げる際にももちろんですが、意外と特定のトラックの広がりを絞る際にも便利だったりします。UIも分かりやすいので、ミックスに集中できますよ。
スタッフI
ステレオイメージャーは広げっぱなしにして使うのではなく、広げるオートメーションを書くのじゃ・・・って夢の中でイマジナリー老師が言っていたのですが本当でした。 S1で左右に広げた音像自体はクオリティ高くしっかり音場を広げてくれますが、それが動き出すと途端にステレオ空間に自由度と説得力が増します。 音量は上げたくないけど、一気に開ける感じが欲しいんだよね・・・という要望に一発で答えてくれるでしょう!
スタッフH
人間のクチが「サシスセソ」を発するときには、他の言葉よりもパワーが大きく、マイクを通して聴くとこれがなおさら際立って聞こえてしまいます。それを抑えるのがディエッサーです。これって「単なる作業」であることが多くて、あまり芸術性のある処理ではないので、簡単であることに越したことはないはずです。その点、Sibilanceは史上最も短時間でサシスセソを綺麗に抑えてくれるプラグインではないか、と思っていますが、いかがですか?
スタッフH
ギターペダルにあるような「シンプルなやまびこディレイ(決められたタイムでやまびこが繰り返される)」とは対照的に、ディレイのタイミングや左右の位置、質感なども全部カスタマイズ可能な緻密派のディレイ。ディレイを使って新しいリズムを作り出すような作業が得意なので、ビートに使う方が多いなという印象をもっています。シンプルなビートを入れて、カオスなリズムを作ることができてしまいますからね。
スタッフS
歌ってみたの落ちサビなどでよく活用されるピンポンディレイを細部まで簡単に追い込むことのできるプラグインです。 曲のBPMに合わせて合計6つのディレイを作成することができ、ディレイの1つ1つ個別に定位ができることに加え、EQが設定できるところがポイントです。遠くに行くほと高音域から減衰する表現を6つのディレイそれぞれに指定できるので、徐々に左右に広がりながら遠くへ消え去っていくディレイを瞬時に作成可能です。
スタッフH
プラグインのリバーブとしては最も歴史のあるものの1つ。25年ほどの歴史があります。この25年の間に登場しては廃れていったデジタルリバーブが数多くある中、Trueverbのサウンドは個性的で今も多くの方に愛用されていますね。近年の”リアルな”リバーブとは違いますが、音楽的でミックスの中に映える音からか、今もなおお問合せの多い製品でもあります。
スタッフM
リバーブ入門編として触ってみるのも良さそうですよね。過不足なく品質も高いものなので、自然なリバーブのかけ方を学ぶことにも適していると思います。
スタッフM
R-Verbとの使い分けという意味で、より癖の少ないキャラクターを使いたいときはこちらを使う場合が多いです。まずはプリセットでイメージに近いものを選んで、その後パラメーターを整えて使う感じです。スライダーでEarly RefrectionとReverb成分が別々で調整できるように設計されてるので、そのあたりも使いやすいです。
スタッフH
WAVESのピッチ補正プラグイン、TUNEのライト版ですね。あるエンジニアさんから頂いたコメントですごく印象的だったのが、「世の中には他にもたくさんのピッチ補正プラグインがあるけど、ほとんどが素材の瑞々しさをなくしてしまう。WAVES TUNEは瑞々しさが失われず、補正だけをやってくれる」というものでした。ピッチを補正したいがためにこだわりのマイクで録音した素材の良さまで失ってしまっては、本末転倒ですよね。
スタッフT
ボーカルのピッチ補正が当たり前になった時代に外せないプラグインです。数カ所だけ直したい。。。なんて場面で気軽にエディットできるハードルの低さが、このプラグインが頻出する理由です。
スタッフO
Tuneのライト版(LT)ではありますが、コアのエンジンやピッチ補正の精度は同じ。ガイドノートのチェックやちょっとフラットになっている箇所だけ直したいなんてときには便利ですね。
スタッフM
ボーカルに厚みを持たせる基本的な編集から、個性的な音作りまでカバー。声質の変化を最小限まで抑えることを可能にしたフォルマント補正を備えており、質感を保ったままのピッチシフトから、かなりアグレッシブな編集まで可能です。ボイスキャラクターのパラメーターでは、視覚的に任意の音を編集することも可能で、簡単に美しいコーラスのハーモニーなどを制作することができます。
スタッフH
ヴィンテージNEVEの2254コンプを精密にモデリングしたプラグインで、ほとんどのパラメーターはオリジナルの実機と同じ値に設定されているところを見ると、WAVESとしてはよほど状態のよいヴィンテージ機を入手することができて、この本体の完全なクローンを作りたかったんだろうなという意気込みみたいなものを感じますね。個別のトラック、バス、マスター、どこでも使える愛用者の多いコンプ/リミッターという印象です。
スタッフK
Vシリーズに共通するのが、Neveのニュアンスをプラグインで付与したいという設計です。 V-Compではそういった方向性の元で用意されたコンプレッサーであり、リミッターを合わせて搭載しています。コンプレッサーではレシオとリリース、リミッターではアタックとリリースしかパラメータがないので、INPUT/OUTPUTの調整で使用するのが元となった機材のニュアンスも感じます。 アナログ機材のニュアンスで必ずと言っていいほど注目されるのが、サチュレーションです。サチュレーションがON/OFFもしくは常にONとなるプラグインがほとんどですが、V-Compでは割合が調整できるので気持ち良い歪みの量で使用できるところもポイントです。その上でDeESSERも用意されているのがニクいですね。
スタッフH
WAVESは現在、SSLやAPI、dbxなどメジャーなハードウェアブランドの認証を受けたプラグインも開発していますが、このV-EQはそうなる以前に作られたもので、NEVE(現在のAMS NEVE)のEQをモデリングしたもののはずです。プラグインのEQってブーストしても味気がないと言われることが多い一方で、このV-EQは積極的にブーストして使いたくなるほど、いかにもヴィンテージのNEVEらしい味わいに溢れているなと感じます。
スタッフT
学生時代、Goldバンドルの中にEQってたくさん入ってるけどなんでだろう?と思っていましたが。使ってみると確かに必要なEQでした。Q10やR-EQとは違う音作りを可能にするEQなのでこれは必携です。あの名機の質感はこのEQでなければ再現できないでしょう。
スタッフI
NEVEサウンドが欲しい!という時にももちろん使えますが、録音したソースに元気がなかったり、シンセの音色に一味加えたかったりする時に便利です。 大きいサイズでOUTPUTノブとメーターがあるので、音作り後に増えたり減ったりしたレベルを合わせるのも素早くできます。
スタッフH
現代のマルチにポイントをおいてEQできるのとは相反する3バンド仕様のEQ。このシンプルさがもたらす音の設定がこのEQの最大の旨味です。ミックスは制限があるほどいい結果になることもあります。音作りで悩んだ時にシンプルなプラグインをいれてみるだけで解答がみつかるかもしれないです。かなり極端なブースト、カットをしてみるのが僕は好きですね。
スタッフH
「ビタミン」という名前の通り、このプラグインは素材に元気を与えてくれるプラグインです。あまり難しいことを考えず、足りないなと思った帯域のフェーダーをスッと上げるだけで思った通りの仕上がりになってしまうところが、いかにもWAVESらしいという気がします。また、ステレオで使ったときは帯域別にステレオ幅を調節することができるのも良いですね。低域はモノラルに寄せて芯のある感じに、高域はワイドに広げて華やかになんて仕上げも僅かな時間でできてしまいます。
スタッフM
シンセサイザーのパッド音やベースによく使用しており、もう少し欲しいと思った帯域のフェーダーを上げてあげると音に厚みを付け足してくれます。視覚的にも編集をサポートしてくれるユーザーインターフェイスも素晴らしい。クロスオーバーの値も任意で設定でき、細かい編集にもしっかり対応してくれます。素材によっては、ステレオトラックの低域だけをモノラルにする編集にも使えるので、重宝できる製品です。
スタッフO
マルチバンドに倍音を調整するエンハンサー、というと何やら小難しい響きですが、高域のバンドをあげればきらびやかに、中域なら厚みを、低域なら自然に量感を増せます。ちょっとやりすぎたかなって時にはPunchを上げてあげるとうまいことまとまめてくれたり。実はすごく感覚的に使えて、かつ他では代替の効かないプラグインじゃないでしょうか。
スタッフT
「サウンドデザインがあと一歩なんだよな。。。」という時に必ず試すプラグインです。EQやコンプでは難しいサウンドデザインをスライダーやつまみを調整するだけで最後の壁を打ち破ることができます。
スタッフH
例えばコンプやEQなど、何かしらのプラグインのメーターとしてVUメーターを搭載したものはたくさんありますが、VUメーターに特化したプラグインを出す辺りがWAVESらしいですよね。音楽は視覚に頼るものではありませんが「VUメーターが適切に振れる」ということは、しっかり芯のある音が出ているということの証明にもなりますので、見方を学んでおきたいことの1つですよね。
スタッフI
VUメーター搭載したDAWもありますが、フロートさせて別モニタに表示させっぱなしにするにはこのプラグインが最適です。 針の動きがわかりやすく、高解像度のモニタで使っても観やすい描画をしてくれるのでwaves製品の中でも特に優秀だと思っています。 マスタートラックにプリセットで挿しておいて制作時から観ておくと飽和しないMixを作りやすいです。
スタッフS
DAWではピークメーターだけの使用に偏りがちですが、VUは全体の音量の指針を測るのに重宝します。 最近では配信系でも音量、音圧感が重要視されてきているので、全般的な音量バランスも確認が必要ですね。 ピークメーターだけでなく、音量の平均的なチェックもVU Meterで行うと作品を俯瞰してみる一助になるのではないでしょうか。
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