MK / Shadw
音楽プロデューサー/DJ
主にクラブミュージックを制作しているDJ/プロデューサーのMK/Shadwと申します。
Wavesを使い始めたのは、Exit Tunesというレーベルで制作をしていた頃からなのでもう18年ほどになります。 当時はC4とL2をよく使っていましたね。C4のマルチバンドコンプはキックとベースのバスを整える際に使用すると、モチっとしたまとまり感や温かみが出て気に入って使用していたのを覚えています。
L2は、嫌な味付けもなく素直で綺麗なリミッティングができる点が気に入ってました。トラックが変化してしまうリミッターは好みじゃなかったんですよね。
その後はバンドルのHRIZONを導入し、現在はサブスクのCreative Access “Ultimate” を使用していますが、今回はその中からお気に入りのプラグインをご紹介します。
2026.01.26
My favorite plugins
[CLA Vocals]
これは5年前から使っています。これをボーカルにかけるだけで激しいクラブミュージックにも埋もれず存在感が出せるので重宝しています。”TREBLE”のパラメータで明瞭感を調整し”COMPRESS”で圧縮具合 (サウンド) を調整するという流れで使用することが多いです。
[SSL E-Channel]
これも5年前から使っています。バストラックにかけて、まず大まかなニュアンスを整える用途で使用しています。特にEQとして使用することが多いのですが、カーブが緩やかでアナログEQ独特の温かみとまとまり感を出すことができるので気に入っています。キックやベースのチャンネルやシンセのバス、アイドルなどの複数人のボーカルのバスに使用しています。
[C6 Multiband Compressor]
6バンドマルチコンプです。上記でご紹介したシチュエーションでEQのあとのコンプとして使用しています。
DAW付属のコンプレッサーよりも暖かく、様々な音源に使用できるのですが僕はボーカルに使用することが多いですね。なぜ数あるコンプの中でC6を使用するのか?と聞かれれば、それは1chと6chが独立して存在しているためです。これにより、ボーカルで出過ぎてる帯域だけを叩く際に便利なんですよね。まさに “痒いところに手が届く” といった感じです。
[JJP Strings and Keys]
音を過激にしたい時によくこれを使用しています。このプラグインは、アーティストJack Joseph Puigの設定した内部処理なのか、とにかくこれを挿すとストリングスや生楽器の音がクラブミュージックでも際立って前に出てくるようになるんですよね。正解が難しい処理を必要とする時など、とにかくこれを挿せば解決してくれるという印象です。
[Berzerk Distortion]
非常に過激な歪みを提供してくれるプラグインなのですが、自分はこれを偶発的な「変な音」が欲しい時にサンプリング用途として利用しています。”CARACTER”というパラメータで歪みのニュアンスを選択し、”DRIVE”のつまみで元の音が分からなくなるほど歪ませ、それをさらにオーディオ化して使用します。ボーカルやパーカッションなど、変な音がほしい時はまずどんな音にでも挿して試します。特にベース系の音楽では使用頻度が高いですね。
New Pickup plugins
ここからは今回の企画をいただいたお陰で一軍に仲間入りしたプラグインをご紹介します。
[L4 Ultramaximizer]
以前愛用していたL2と比較するとかなりできることが増えた印象ですね!
音に併せてモードを変えることができる点が便利で、実はマスタートラックではなく単音やバスによく使っています。 最近のクラブミュージックでは、クリッパーで潰して最後にマスターで音圧をあげる作り方が主流になっていますが、その際のクリッパーとしても優秀なんですよ。現代の作り方にもマッチした製品という点に感心しています。
[Greg Wells PianoCentric]
個人のYouTubeチャンネルでも紹介させてもらいましたが、ワンノブ操作で簡単にシックにも現代っぽくもなる優れものです。自分はドライのアコースティック系ピアノに挿して、メインノブを右に回して現代っぽい音にしていることが多いです。さらに、DOUBLERのつまみを回せば80’sのSynthwaveっぽい音色にもなるのでおすすめです!
[Key Detecter]
これは楽曲のキーを検出してくれるプラグインなのですが、その精度がかなり高いんですよね。サンプリング音源を使用する際にキーがわからないときによく使用しています。最高の時短ツールです!
第一線を走るエンジニア、トラックメイカー、プロデューサー、コンポーザーの方々に「マイ・フェイバリット・プラグイン」を挙げていただき、どこに、どんな用途で使うのかを伺いました。
Nakajin(SEKAI NO OWARI)─ L3-16があることでアレンジには間違いがないな、と確信を持てるんです。
永井 はじめ(エンジニア/プロデューサー)─ 僕が手がけた作品のピッチ補正は100%Waves Tuneです。音質も、ピッチトラッキングもNo.1
古賀 健一(エンジニア)─ H-EQが登場したときやっとアナライザーつきのEQがでたと、本当に嬉しくて
保本 真吾(CHRYSANTHEMUM BRIDGE)─ S1 Stereo Imagerはかれこれもう10年以上、嘘偽りなく全セッションで使っています
藤原 暢之(レコーディングエンジニア)─ MV2は欠かせないプラグイン。わずかな調整で狙った通りに音が立ってくれる
佐藤 洋介(サウンドプロデューサー/エンジニア)─ Manny Marroquin Delayを使った瞬間、嘘のように全ての悩みが解決されたほど
鈴木 "Daichi" 秀行(アレンジャー/プロデューサー)─ MV2はコンプでもリミッターでも得られないような自然な仕上がりが好きですね
芦沢 英志(サウンドクリエイター)─ Infected Mushroom Pusherは、とにかくMAGICですよ!MAGICを上げるだけで音像が前にきます
牧野 忠義(株式会社スピンソルファ代表 / 作曲家)─ M360 Surround Managerは、ゲームに実装するサラウンドミックス時に必ず使います
福井 シンリ(作・編曲家)─ S1 Stereo Imagerは下積み時代にお世話になったエンジニアさんが愛用してたのを機に自分も虜に
Gregory Germain(ミキシング/レコーディングエンジニア)─ ヴィンテージのアナログアウトボードと同じような感覚で使える、安心できるツールといえますね。